コーディネーター　８ヵ所に配置　道　ヤングケアラー対策で

（道・道教委 2022-06-15付）

　道は、関係機関や地域住民からのヤングケアラーに関する相談を受け、市町村などの適切な関係機関と相談者の調整を行うヤングケアラーコーディネーターを道内８ヵ所に配置した。

　ヤングケアラーは、本人に自覚がなく、親の介護などによって疲れて勉強ができないなど深刻な状況に陥りやすいことから早期発見・早期支援が求められている。

　そこで、相談を受けたケアラーを適切な関係機関とつなげるコーディネーターを全道に配置した。

　関係機関向けの研修の運営や、市町村等の求めに応じて技術的な助言等を行うなど、地域のヤングケアラー支援体制構築の中心的な役割も担う。

　道では５月２０日からヤングケアラーコーディネーターの配置を開始。社会福祉法人７、ＮＰＯ法人１の計８法人で、それぞれ１～３管内を所管する。

　開設時間は月～金曜日の午前８時４５分から午後５時３０分まで（祝日、１２月２９日から１月３日までを除く）。

　全道のヤングケアラーコーディネーターおよび所管管内はつぎのとおり。

▽社会福祉法人聖母会（北広島市）＝石狩（札幌市除く）・後志管内

▽社会福祉法人函館厚生院（函館市）＝渡島・檜山管内

▽社会福祉法人光が丘学園（岩見沢市）＝空知管内

▽社会福祉法人美深育成園（美深町）＝③上川・宗谷・留萌管内

▽社会福祉法人北光福祉会（遠軽町）＝オホーツク管内

▽ＮＰＯ法人ワーカーズコープ（苫小牧市）＝胆振・日高管内

▽社会福祉法人池田光寿会（帯広市）＝十勝管内

▽社会福祉法人釧路まりも学園（釧路市）＝釧路・根室管内

(道・道教委 2022-06-15付)