札幌市教委　３年度公務災害　４件減の９９件認定　通常職務２１件増最多７０件

（札幌市 2022-07-12付）

公務災害認定件数（クリックすると拡大表示されます）

　札幌市教委は、３年度の公務災害認定状況をまとめた。授業や部活指導、学校行事など、教育活動中に発生した公務災害の認定件数は、前年度比４件減の９９件。校種別では小学校が２件増の５７件で最多。状況別の発生件数では、通常職務が２１件増の７０件で最も多かった。

　件数は、ことしの３月３１日までに認定されたもの。認定件数は９９件で、前年度から４件減少した。校種別でみると、幼稚園が２件、小学校が５７件、中学校が３０件、高校が６件、特別支援学校と中等教育学校が２件ずつとなった。

　状況別の発生件数では、通常職務が７０件、体育授業が９件、部活動指導が８件、学校行事と中・昼休みが６件ずつ、その他と出張・研修はゼロだった。

　通常職務は前年度比２１件増で大きく数字を伸ばした。一方で、体育授業が７件減、中・昼休みは６件減となっている。

　傷病別（１件の災害で複数の負傷の場合がある）では、挫創が２８件、打撲が１６件、切創が１５件、骨折が１３件、捻挫が１２件、靱帯が９件、やけどが４件、アキレス腱が３件、その他が１５件。前年度比では挫創が１６件、切創が１１件増となった。このほか、骨折は２１件、捻挫は９件の減となっている。

　年代別では、２０代が２１件、３０代が１８件、４０代が１９件。５０代が３５件、６０代が６件。前年度と比較して３０代と５０代が３件ずつ、４０代は２件の増となった。一方で２０代は５件、６０代は７件減となった。

(札幌市 2022-07-12付)