文科省 ６月児童生徒等コロナ感染　４.６万人 ４ヵ月連続減　部活で感染 高５割、中３割超

（国 2022-07-15付）

　文部科学省は、学校関係者における新型コロナウイルスの感染状況（６月３０日時点）を公表した。６月の幼児児童生徒の感染者数は前月と比べ６万８３７３人減の４万６２０２人となり、４ヵ月連続で減少。第６期（４年１～６月）の校内感染に占める部活動での感染は、高校で５割以上、中学校で３割以上あることが分かった。

　２年６月１日～４年６月３０日までの幼児児童生徒の累計感染者数は９５万２８３４人。教職員は６万１８９人。

　ことしの月別では、２月の２５万１３０１人をピークに減少が続いている。６月は計４万６２０２人と大幅に減少し、内訳は幼稚園が１３６２人、小学校が２万７８２４人、中学校が８６３２人、高校が７９６９人、特別支援学校が４１５人となっている。

　同一校で感染者が５人以上確認された６月の事例は、前月比５５１９件減の１４６７件発生。内訳は小学校９３９件、中学校２６９件、高校２４４件、特別支援学校１５件だった。

　第６期（４年１～６月）における児童生徒等の感染経路の割合は全校種を通じて「感染経路不明」の値が最も高く、つぎに「家庭内感染」の値が高い。校内感染の割合は高校が１９％、幼稚園が１６％、特別支援学校が７％、中学校が６％、小学校が４％と続いた。

　校内感染の経路の詳細をみると、同一学級での感染は小学校が７６％と最も高かった。また、高校で５割以上、中学校で３割以上が同一部活動で感染していることが分かった。

(国 2022-07-15付)