高校配置計画地域別検討協〈留萌〉　１学級定員含め検討を　８～１１年度　０～１学級減

（道・道教委 2022-07-28付）

オンラインなどを合わせて４８人が参加した

　【留萌発】道教委は２０日、苫前町公民館などで留萌学区の第２回公立高校配置計画地域別検討協議会を開催した。ズームなどでの参加を含め管内の教育関係者約４８人が出席。８～１１年度までに０～１学級に相当する中卒者減となる見通しを示した。参加者からは１学級の定員の検討を求める声などが上がった。

　はじめに留萌教育局の川村秀明局長があいさつ。「道教委では今後とも特色ある高校づくりや高校配置について本道の高校における教育水準を維持し、活力ある教育活動を展開する観点に立って進めていきたい」と述べ、忌憚のない意見を求めた。

　続いて、道教委高校教育課の田原勇人課長補佐と枝村卓高校配置係長が公立高校配置計画、これからの高校づくりに関する指針の改定の方向性などについて説明。８～１１年度までに２９人減と中卒者の減少がそれぞれ０～１学級に相当することなどを報告した。

　出席者からは管内のみならず、管外、道外に高校の魅力を伝えることの重要性のほか、１学級の定員について「諸外国では小・中学校で２０人くらい、高校で３０人くらいとなっている。高校のクラス定員も含めて検討してほしい」「子どもの存在が町の活性化に大きな影響を及ぼしており、地元にとって高校はなくてはならない存在となっている」などの意見が出た。

(道・道教委 2022-07-28付)