高校配置計画地域別検討協〈空知北・南〉 より良い環境整備を 8~11年度 南北2~3学級減(道・道教委 2022-07-28付)
南学区では20人が参加した
【岩見沢発】道教委は25日、空知管内2会場で第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(空知北学区、空知南学区)を開いた。南学区には20人、北学区には17人が出席。8~11年度の4ヵ年で、南学区で2~3学級、北学区で2~3学級相当の調整が必要となる見通しを示した。出席者からは「地域との情報共有を図り、近隣生徒にとってより良い教育環境を整備してほしい」などの声が上がった。
第2回協議会は、新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から主会場での対面とズームを活用したオンラインで開催した。
南学区主会場の岩見沢市生涯学習センターいわなびでは、はじめに山口利之空知教育局長があいさつ。特色ある高校づくりや高校配置について「教育水準を維持し、活力ある教育活動を展開していきたい」と話し、参加者に向けて忌憚のない意見を求めた。
続いて担当者が6月に公表した5~7年度の計画案について説明。7年度に岩見沢東高校および岩見沢西高校を再編統合し、新設校を設置することが盛り込まれている。新設校の募集学級数は6学級で、岩見沢西高の校舎を使用。再編に併せて岩見沢緑陵高校普通科で1学級増とする見込み。
8~11年度の中卒者数の見通しでは、4ヵ年で2~3学級に相当する81人減となることを指摘。市町ごとの中卒者数の状況や欠員の状況、これまでの調整などを考慮した定員調整などについて検討が必要となることを伝えた。
協議では「地域との情報共有を行い、近隣に住んでいる生徒にとってより良い教育環境の整備をすることを期待している」「幅広い生徒を集められるような学校づくりをしてほしい」などの声が上がった。
北学区の協議会は、砂川市地域交流センターゆうで開催。7年度は深川東高校の1学級減(学科検討中)が盛り込まれている。
また、8~11年度の中卒者数が4ヵ年で2~3学級に相当する90人減が見込まれ、特に滝川市内において欠員の状況や望ましい学校規模を下回る学校があることを考慮。公立高校全体での再編を含めた早急な定員調整の検討が必要との見通しを示した。
(道・道教委 2022-07-28付)
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