「どこで何をやる」協議　札幌市立高連携　まなびまくり社

（札幌市 2022-08-08付）

具体的な活動の方向性を話し合った

　本年度市立高校学校間連携プログラム「さっぽろまなびまくり社」３回目の会合が７月２２日、市内真駒内Ｃｏみどり体育館で開かれた。今回のテーマは「どこで何をやる」。進捗状況報告やチームミーティングなどを通して、「イベントを開催する場合、どんな場所・施設を使うことができるのか」などの具体的な活動の方向性を話し合った。

　まなびまくり社は、これからの地域や社会を仲間と共に考え一歩踏み出すことを目的にした探究型まなびプログラム。少子高齢化、商業の撤退、空き家の増加など、地域課題・社会課題をチャンスとして捉え、高校生ならではの新鮮な発想とＳＤＧｓの視点で課題を発掘し、解決策を探究、実践し、街に活力を与えることをねらいに毎年取り組んでいる。

　５月に実施した本年度１回目では「環境」「居場所」「自分のセカイ」の３つのコンセプトのもと、個人の興味・関心とやりたいことを交流した。２回目では「誰のため何のためにやる」をテーマに各グループの進捗状況の確認やワールドカフェ方式でアイデアを出し合い、今後取り組む内容のイメージを膨らませた。

　３回目のテーマは「どこで何をやる」。今回は①その後の動きと報告②チームミーティング③「ざわざわタイム」―の３部構成で実施した。

　はじめに、代表の林匡弘さんの進行のもと、チームごとに「イベントを開催する場合、どんな人、どんな団体の協力が得られそうか、どんな場所・施設を使うことができるのか」を確認。林さんは使用できそうな施設として、過去の先輩たちが社会実験した真駒内商店街のＣｏ―ＭＥＧＡＮＥや市立札幌藻岩高校近くの藻岩北会館、フリースクールのＮＰＯ法人Ｅ―ＬＩＮＫなどを挙げた。

　また、平岸ハイヤー（株）が主催する平岸マルシェ、都市と自然を融合させた文化発信の「川見」などの様々なイベントを紹介した。

　チームミーティングでは、前回同様３つのコンセプトを中心に意見を交流。各チームの報告では、生徒たちから国際交流、環境コンサル、フードロス、ボードゲームなどの様々なキーワードが挙がった。

　「ざわざわタイム」では、「実際にやるためにはどうしたらよいのか」について知恵を寄せ合い、より具体性と現実味を帯びたアイデアが出された。

　次回「その後どうなる」は８月２７日に開く予定。

(札幌市 2022-08-08付)