留萌局　女性教職員活躍へ意見交換　憧れになることが大切　管理職の魅力発信課題に

（道・道教委 2022-08-18付）

女性活躍推進に向け意見を交わした

　【留萌発】留萌教育局は７月２７日、初山別村立初山別小学校（安居和校長）で本年度１回目の女性教職員活躍推進にかかる意見交換会を開催した。留萌管内女性管理職会の会員や局の伊藤直人次長ら合わせて６人が参加。女性活躍推進に向け、本年度の取組などについて共通理解を図ったほか、意見を交わした。

　伊藤次長があいさつ。管内において若手教職員の約半数が女性となっていることに触れ、女性教職員が今後より一層活躍できるために有効と考えられる取組についてきたんのない意見を求めた。

　続いて、管内女性管理職会会長の安居校長が本年度の取組や課題について説明。女性管理職増加に向け、若い年齢の段階で管理職が積極的に声かけする重要性を伝えたほか「現状では自分から管理職になりたいという声が上げにくいと感じている教職員も多いのでないか」と説明した。

　佐藤稔企画総務課長がミドルリーダー養成研修や９月に開催予定の管内女性教職員活躍推進会議など、女性教職員の活躍推進に向けた本年度の取組内容を説明。また、ことし３月に局が発行した「管内女性教職員活躍事例集」の効果的な活用方法や女性教職員との相談体制の構築などについて意見を求めた。

　女性管理職会からはミドルリーダー養成研修の場で女性教職員活躍事例集を活用するほか、困り事や悩み事がある際に女性管理職会にいつでも相談できることについて情報発信することなどを提案した。

　このあと、伊藤次長が女性教職員の管理職を増やすために有効と考えられる取組について意見を求めた。女性管理職会からは男性の管理職のなり手も少ないことから男性と女性を分けて考える状況ではないことに触れ、管理職の魅力を伝える重要性を強調。「自分たち自身、先生が憧れる存在になることが大切ではないか」との声が上がった。

(道・道教委 2022-08-18付)