フロンティアリーダー養成アカデミー　豊かな地域資源を未来に　オホーツク局 課題解決へ中高生

（道・道教委 2022-08-18付）

活動の成果をプレゼンする生徒

　【網走発】道教委は１日から５日間、ネイパル北見などを会場にフロンティアリーダー養成アカデミーを開いた。オホーツク教育局主管で、オホーツク・宗谷管内から中高生１３人が参加。研修テーマ「豊かな地域資源を未来に残すために　今できること」のもと、講義や演習を通してオホーツク地域の特色や課題を探り、地域課題の解決に向けた方策を考えた。

　将来のリーダーとなる中学生および高校生を対象に、地域資源を活用した体験的な学習や、ＳＤＧｓの推進につながる地域課題の解決に向けた実践的な学習機会を通して、市町村の地域リーダー養成に寄与することが目的。

　研修テーマは「豊かな地域資源を未来に残すために　今できること」。講義や演習などを通してオホーツク地域の特色や課題を捉え、地域課題の解決に向けた方策を考える内容とした。

　１、２日目は紋別市内で研修を行い、オホーツク総合振興局地域政策課の担当者からオホーツク海沿岸地域の環境と流氷トラスト運動について説明を受けたほか、オホーツクタワー、とっかりセンター、道立流氷科学センターなどの施設を見学した。

　３日目は、ネイパル北見を拠点に研修を実施。サロマ湖養殖漁業協同組合の担当者から漁業資源の永続的な活用のための取組、オホーツク総合振興局東部森林室の担当者から循環型の森林づくりと森林資源を活用した地域づくりについて講義を受けたほか、砂浜でのビーチコーミング、木製コースター作りに取り組んだ。

　４日目は、活動の集大成となるワークを実施。これまでの活動で学んだことを踏まえ、自分たちのまちの大切にしたい地域資源、地域資源を未来に残すために自分たちにできることを考え、一人ひとりプレゼンテーション資料を作成。

　生徒たちは「学校行事として海岸のごみ拾いを行い、流氷を見に網走に来た観光客が気持ち良く過ごせるようにしたい」「講演とグループ協議を通して、知床が抱える課題について考える機会をつくりたい」など、様々なプランを発表した。

(道・道教委 2022-08-18付)