１人１台端末の実践紹介　オホーツク局　夏季セミナー

（道・道教委 2022-08-19付）

実践を発表する教育研究団体の担当者ら

　【網走発】オホーツク教育局は５日、オンラインでオホーツク夏の教育セミナーを開いた。管内小・中・義務教育学校、高校、特別支援学校の教諭ら約８０人が参加。管内各教育研究団体の担当者が各教科等における授業実践を発表し、１人１台端末を効果的に活用した実践などを紹介した。

　１人１台端末を効果的に活用した個別最適な学びと協働的な学びの実現に向け、管内の教育関係機関が連携した研修を実施し、管内の教職員の資質・能力の向上を図ることが目的。網走地方教育研修センター、管内教育研究団体連絡協議会の共催。

　はじめに、網走地方教育研修センターの主任研究員を務める網走市立東小学校の東優佑教諭が本年度の研究内容について説明した。

　３年度の成果と課題を踏まえ、本年度の研修テーマを「主体的・対話的で深い学びの実現～児童生徒を主語にした授業改善」に設定。「児童生徒を主語にして、客観的な視点から授業改善を図っていきたい」と述べた。

　また、義務教育指導班の木挽ひろみ主任指導主事が、教育課程編成の手引きに基づき１人１台端末の効果的な活用について説明した。

　今回の参加６団体の担当者が各教科等における実践事例を紹介。

　学校図書館研究会ｉｎオホーツクでは、研究部長を務める北見市立西小学校の添田佐奈枝教諭が講師を務めた。本年度は「子どもたちの確かな学びを創造し、つながる広がる学校図書館～ＩＣＴを活用した授業実践で情報活用能力を育もう」を研究テーマに掲げ、学校図書館の利用指導、夏休みに向けたお薦め本紹介、読書感想文の書き方説明の動画を作成したことなどを示した。

　参加団体と発表者はつぎのとおり。

▽管内学校づくり研究会＝遠軽町遠軽小・田中俊光教諭

▽学校図書館研究会ｉｎオホーツク＝北見市西小・添田佐奈枝教諭

▽管内学校体育研究会＝北見市小泉小・北山賀一教諭、網走市第四中・宍戸麗奈教諭、佐呂間町佐呂間中・日笠竜一教諭

▽管内特別活動研究会＝網走市網走小・貝沼美智教諭、佐呂間町佐呂間小・河合健弥教諭

▽網走国語教育研究会＝紋別市潮見小・鈴木大輔教諭

▽管内算数数学教育研究会＝北見市美山小・森壮汰教諭、網走市第二中・三宮正裕教諭、遠軽町遠軽中・中野正博教諭

(道・道教委 2022-08-19付)