地域との連携・協働を強化　白糠高にＣＳ設置　設置道立高は２６校に

（道・道教委 2022-08-17付）

　道教委は、白糠高校における学校運営協議会（コミュニティ・スクール、ＣＳ）の設置を決定した。道立高校におけるＣＳの設置校は２６校目。同校はこれまでも、地域との連携・協働による探究活動やキャリア教育体制の構築を進めており、ＣＳの設置を契機として地域との連携を一層強化し、教育活動の推進を図っていく。

　学校運営協議会は保護者・地域住民等で選出される委員で構成し①教育課程の編成等に関する基本方針の承認②学校運営や職員任用に関する意見③学校運営の状況の評価④保護者・地域住民等への活動状況の公開、学校運営や必要な支援に関する協議結果の情報提供―などの役割を担う。

　道立学校のＣＳの設置に当たり道教委は、申請校や地域の状況、期待される成果などを勘案して決定している。ＣＳの導入促進を図るためことし６月には道立高校における学校運営協議会設置の基本方針を改定。要件の一つだった「市町村内の全ての小・中学校がコミュニティ・スクールを導入していること」を削除している。

　同校では、保護者等で構成する白糠高校魅力化地域協働応援団や町内に組織する白糠高校教育振興協議会との連携を進め、地域の実情に応じた取組を推進する組織体制・支援体制が整備されている。

　今後は、公営塾との連携によるきめ細かな生徒支援や高校魅力化コンソーシアムなどを活用し、地域を学びの場とした地域課題解決型キャリア教育の実践を通し、地域で活躍する人材育成の一層の充実を図っていくとしている。

(道・道教委 2022-08-17付)