石狩管内の文科省・道教委指定事業 授業改善チーム 北広島大曲小を追加 石狩局 文科5事業、道教委9事業(道・道教委 2022-08-17付)
石狩教育局は、4年度の管内道立学校・市町村における文部科学省および道教委の研究指定校をまとめた。文科省による5事業、道教委による9事業の計14事業で、授業改善推進チーム活用事業では北広島市立大曲小学校、体育エキスパート教員活用事業では千歳市立北栄小学校を新たに指定する。札幌啓成高校ではスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の第3期指定に加え、科学技術人材育成重点枠の取組を3ヵ年計画で推進する。指定事業の概要はつぎのとおり。
◆文科省指定
▼スーパーサイエンスハイスクール(2~6年度)
▽指定先=札幌啓成高
高校・中高一貫教育校における先進的な科学技術、理科・数学教育を通じ、生徒の科学的能力および技能ならびに科学的思考力、判断力および表現力を培い、将来国際的に活躍し得る科学的人材等の育成を図る。
▼特別支援教育総合推進事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村
発達障がいを含め全ての障がいのある幼児児童生徒の支援のため、就学指導コーディネーターによる就学指導・就学相談、外部専門家による巡回指導、学生支援員活用などを行う。
▼スクールソーシャルワーカー活用事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市
問題を抱えている児童生徒に対し、教育分野に関する知識に加え、社会福祉等の専門的な知識・技能を用いて、児童生徒の置かれた様々な環境に働きかけて支援するスクールソーシャルワーカーを配置し、教育相談体制を整備する。
▼スクールカウンセラー活用事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市、北広島市、石狩市、当別町、新篠津村
児童生徒の臨床心理に関して高度に専門的な知識および経験を有する人材をスクールカウンセラーとして公立学校に配置し、児童生徒へのカウンセリング、教育・保護者への助言等を行い、児童生徒の心の悩みの深刻化やいじめ・不登校等の問題行動の未然防止、早期発見・早期対応を図る。
▼切れ目ない支援体制整備充実事業
▽指定先=江別市、千歳市、恵庭市
特別な支援が必要な子どもが就学前から社会参加まで切れ目なく支援を受けられるよう、体制の整備を行う自治体等のスタートアップを支援する。
◆道教委指定
▼退職教員等外部人材活用事業
▽指定先=江別市(中央小、上江別小、江別第二中)、千歳市(桜木小、千歳中、青葉中、向陽台中)、恵庭市(恵み野小、恵庭中、恵明中、柏陽中)、北広島市(大曲小、西部中、大曲中、緑陽中)、石狩市(花川小、生振小、緑苑台小、石狩八幡小)、当別町(とうべつ学園、西当別中)
退職教員や社会人などを非常勤講師として配置、活用し、理数教育の充実、児童生徒の学力向上に資する。
▼授業改善推進チーム活用事業
▽指定先=北広島市(西部小、大曲小)、石狩市(南線小、花川南小)
教科指導における豊富な経験や実践的指導力を有する授業改善推進教員3人ほどがチームとなり、1週間を単位として同一校に勤務して集中的にチーム・ティーチングを行い、学校全体の授業改善に取り組む。
▼学校力向上に関する総合実践事業
▽働き方事業指定=北広島市(東部中)
▽地域指定=石狩市(石狩中、石狩八幡小、生振小)、北広島市(東部中、東部小、北の台小)
管理職のリーダーシップのもと、全教職員が一つのチームとなって包括的な学校改善を推進する学校モデルを提示し、実践の成果を普及・啓発するシステムを構築することによって、小・中学校の学校力向上を図る。
▼中1ギャップ問題未然防止事業
▽指定先=江別市(江別第二小、江別第二中)
小学校6年生が中学校に進学した際、社会的スキルが不十分などの個人的な要因あるいは、家庭的な要因などを抱えた子どもが学習環境や生活環境等の大きな変化に適応できないといった小・中学校間の接続の問題(いわゆる中1ギャップ問題)を解決するため、子どもの人間関係づくりの能力の育成や小・中学校間の連携を促進するとともに、家庭や関係機関との情報共有を図る取組を実施する。
▼道ふるさと教育・観光教育等推進事業
▽指定先・実践校=石狩市双葉小(アイヌ)、北広島市西の里中(北方領土)、恵庭市恵庭小(観光教育)
▽指定先・協力校=江別市大麻小(アイヌ)、江別市文京台小(北方領土)、新篠津村新篠津中(観光教育)
道徳科、総合的な学習の時間、特別活動などで、アイヌの人たちの歴史・文化や北方領土の学習を取り上げたり、北海道の自然や文化、観光産業等の教育資源を活用したりすることによって、北海道について理解を深め、郷土に対する愛着や誇りを育むふるさと教育・観光教育の充実を図る。
▼体育専科教員活用事業
▽指定先=北広島市(東部小)、石狩市(緑苑台小)
体育を専門とする教員を児童の体力向上に積極的に取り組もうとする小学校等に配置し、学級担任などとのチーム・ティーチングによる指導や授業づくりの支援等を行い、小学校教員の体育に関する指導力の向上や学校全体の体力向上の取組の充実を図る。
▼体育エキスパート教員活用事業
▽指定先・本務校=千歳市(北栄小)
▽指定先・兼務校=恵庭市(恵み野小)
複数市町村の小学校を巡回して体育授業の改善や授業改善の取組の支援、指導助言などを行う。
▼部活動の在り方検討協力地域推進事業
▽指定先=石狩市
地域と連携した部活動に取り組む市町村や部活動の在り方を検討する市町村を指定し、好事例となる取組を道内に普及・啓発する。
▼部活動指導員配置事業
▽指定先=札幌東高、札幌西高、札幌南高、札幌北高、札幌月寒高、札幌啓成高、札幌北陵高、札幌手稲高、札幌丘珠高、札幌白石高、札幌西陵高、札幌東陵高、札幌南陵高、札幌東豊高、札幌厚別高、札幌あすかぜ高、札幌稲雲高、札幌英藍高、札幌平岡高、札幌国際情報高、札幌東商業高、札幌琴似工業高、江別高、野幌高、大麻高、千歳高、当別高、恵庭南高、恵庭北高、北広島高、北広島西高、石狩南高、札幌高等養護
部活動の顧問として技術的な指導を行うとともに、担当教諭などと日常的に指導内容や生徒の様子、事故が発生した場合の対応などについて情報交換を行うなどの連携を十分に図る。
(道・道教委 2022-08-17付)
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