濃厚接触者の自宅待機 道立校は5日間に短縮 さぁチェック活用で確認徹底を(道・道教委 2022-08-16付)
道教委は、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更に伴い、道立学校における取り扱いを8日付で関係者に通知した。濃厚接触者の待機期間を7日間から5日間に短縮。特別な事情がある場合、2日目または3日目の検査で陰性を確認できれば3日目から学校への復帰が可能だが、7日間の経過まで「さぁチェック(SA―Check、グーグルフォームを活用して児童生徒の体調や行動を確認するシステム)」による健康状態の確認や感染対策を徹底する。
内容は①検査の実施②修学旅行や部活動の大会への参加③感染の可能性のある者の特定(リストアップ)と講じる措置④濃厚接触者の待機期間の見直し⑤医療機関・保健所からの証明書等の取得に関する配慮―の5点。今後国が示す方針を踏まえ、適宜内容を追加・修正する予定。
学校の臨時休業など教職員に対する検査の対応を整理し、学校での感染拡大が懸念される場合は学校の判断で対象範囲を設定し、教職員の頻回検査を実施できる。児童生徒に関しては原則自宅休養することから検査は想定しないが、学校として実施する必要がある場合は検査キットを配布できる。
修学旅行の参加前はさぁチェックを活用して健康状態の確認を確実に行う。何らかの症状がある場合、抗原定性検査キットによる陰性が確認できれば参加できる。
濃厚接触者、または感染の可能性があるとしてリストアップされた児童生徒、教職員の待機期間は7日間から5日間に変更。2日目または3日目の検査で陰性を確認した場合、3日目から解除できるが、児童生徒に関しては入学試験や就職試験などの事情があること、教職員に関しては道教委への協議を行うことが条件となる。
いずれの場合も7日間の経過まで健康管理を徹底するほか、ハイリスク者との接触やハイリスク施設への不要不急の訪問、感染リスクの高い場所の利用や会食等の回避など対策を徹底する。
学級閉鎖等の期間(陽性者との最終接触日から5日間)の取り扱いは変更しない。部活動の大会参加の留意事項に関しては今後、関係団体との協議を進め、あらためて周知する予定。
(道・道教委 2022-08-16付)
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