家庭教育サポート企業アンケート 職場体験で期待 関係深化が7割超 檜山局が初 3割が関係良好に(道・道教委 2022-08-10付)
道家庭教育サポート企業等制度は締結企業および団体が学校行事やキャリア教育、地域行事への参加・協力を通して、家庭教育の一層の推進を図るもの。
檜山局では、6つの取組項目のうち、地元での雇用や地域の活性化に向けた「職場見学・体験の実施」に力を入れている。今回、管内の地学協働体制推進に向けた初めてのアンケート調査を実施。管内の登録サポート企業134者のうち、39者から回答を得た。調査期間は5月26日~6月8日。
調査結果をみると、職場見学や職場体験について、87%の企業が過去1回以上受け入れを経験。受け入れ時の効果・感想で最も多かったのは「仕事の楽しさや面白さ、大変さなどを伝えることができた」が67%。次いで3割の企業が「地域における事業所のPRにつながった」「地域や学校との関わりが良くなった」と回答した。
今後、受け入れ可能な対象については小学生が43%、中学生が86%、高校生が83%、特別支援学校生が14%。
受け入れの内容については職場・インターンシップが最多で79%、職場見学は59%だった。進路学習における講師の派遣等については五勝手屋本舗、上ノ国町の(株)若狭組、奥尻町の(有)奥尻総合サービスの3社が可能とした。
年1、2回実施している管内外における家庭教育サポート企業との交流会について「参加したい」「時間が合えば参加したい」と回答した企業は6割を占めており、檜山局の担当者は「交流会への意識が高いことがうかがえる」と分析。「企業間の交流が企業側にとってメリットになり得ることや締結企業拡大の観点からも範囲や実施回数を検討していく必要がある」と話している。
さらに、今後の受け入れで期待することについて「地域・学校の関わりを深めたい」と回答した企業が7割、「将来の就職を期待している」が5割を超えていたことから「地学協働体制を推進する上で良い傾向にあり、キャリア教育が企業側のメリットになっている」と評価。学校側に実施しているアンケート調査結果を含め「互いの思いを知り、取組の充実につながれば」と話している。
(道・道教委 2022-08-10付)
その他の記事( 道・道教委)
高校配置計画地域別検討協〈後志〉 地域状況の変化考慮を 公私が切磋琢磨する環境維持も
【小樽発】後志教育局は7月22日、第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(後志学区)を開催した。オンライン参加を含め、関係者ら約110人が出席し、管内公立高校の配置の在り方などについて意見...(2022-08-17) 全て読む
道教委 社会との共創推進PJ 高校生90人 探究の学び深める 活動成果10会場で発表へ
道教委は3日と8日、「社会との共創」推進プロジェクトのオンラインセミナーを開催した。17校から合計約90人の高校生が参加し、情報の収集・整理・分析など探究活動のポイントを学んだ。生徒たちは...(2022-08-16) 全て読む
濃厚接触者の自宅待機 道立校は5日間に短縮 さぁチェック活用で確認徹底を
道教委は、国の新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針の変更に伴い、道立学校における取り扱いを8日付で関係者に通知した。濃厚接触者の待機期間を7日間から5日間に短縮。特別な事情がある場...(2022-08-16) 全て読む
小学生の学習到達度を把握 英検ESG 12月開始へ 道教委 指導教材は10月送付
道教委は、道内の小学校を対象に開始する英検ESGの実施方針を固めた。学習の到達度を測定するテスト教材「確認パッケージ」は12月から5年1月、学校が希望する日に実施する。授業や家庭学習で活用...(2022-08-10) 全て読む
文科省が行動計画を策定 英語教育と発信力改善へ 英語教師の登用を拡充
文部科学省は8日、英語教育・日本人の対外発信力の改善に向けたアクションプランを公表した。「学校英語教育の底上げ」「教員採用・研修の改善」など5点を柱として掲げ、英語力の地域間格差の解消を図...(2022-08-10) 全て読む
高校配置計画検討協〈オホーツク中〉 北見市 再編含め調整検討 留辺蘂高 生徒の選択肢残して
【網走発】道教委は7月28日、北見市民会館で第2回公立高校配置計画地域別検討協議会(オホーツク中学区)を開いた。8~11年度の4年間で、0~1学級相当の学級減が見込まれることから「北見市内...(2022-08-09) 全て読む
空知管内の文科省・道教委指定事業 専門高FPJ岩農高3年目に 空知局 文科11事業、道教委12事業
【岩見沢発】空知教育局は、本年度の管内道立学校、市町における文部科学省・道教委指定事業をまとめた。文科省指定は11事業、道教委指定は12事業となっている。岩見沢農業高校では実践的職業教育推...(2022-08-09) 全て読む
ネイパル森 ゆーすガイド養成 観光ガイド動画制作へ 森高2年生が地域の魅力発信
【函館発】ネイパル森と森高校(藤村学校長)は本年度から「ゆーすガイド養成事業」を開始している。森高2年生がボランティアガイドによる講話や鷲ノ木遺跡の見学などを通して、地域文化の魅力発信に取...(2022-08-09) 全て読む
道 第1回子の未来づくり審議会 施策の周知一層工夫を ヤングケアラー支援充実も
道は7月22日、オンラインで本年度第1回北海道子どもの未来づくり審議会を開いた。第4期「北の大地☆子ども未来づくり北海道計画」の進捗状況や、今後の児童福祉に関する審議体制について意見を募っ...(2022-08-09) 全て読む
課題解決へ胆振教育局と胆振総振局 若手職員が意見交換 連携した取組実現目指して
【室蘭発】胆振教育局は7月26日、むろらん広域センタービルで胆振総合振興局と「第1回若手職員による意見交換会」を開催した。教育局と総合振興局各課の若手職員計21人が参加。教育行政上の課題解...(2022-08-09) 全て読む