課題解決へ胆振教育局と胆振総振局 若手職員が意見交換 連携した取組実現目指して(道・道教委 2022-08-09付)
グループごとに協議内容を発表した
【室蘭発】胆振教育局は7月26日、むろらん広域センタービルで胆振総合振興局と「第1回若手職員による意見交換会」を開催した。教育局と総合振興局各課の若手職員計21人が参加。教育行政上の課題解決に向けて、両局が連携した取組の実現に向けて活発に協議を行った。
今回が初開催。教育行政における諸課題について、若手職員が中心となって胆振教育局と胆振総合振興局職員が組織横断的に意見交換を行い、多角的な視点で課題解決に向けた協議を行うことで、管内の教育活動の充実に資することを目的としている。
当日は、教育局から主事13人、総合振興局の総務課、地域政策課、社会福祉課、環境生活課、商工労働観光課、農務課、林務課、水産課の計8課からそれぞれ主事1人が参加した。
開催に当たり、教育局の五十嵐隆夫企画総務課長は開催に至った経緯を説明。「これまでも新型コロナウイルスに関わり、振興局と教育局が連携して取組を進めてきた。教育局側の主導になってしまうが、教育行政上の課題解決に向けて引き続き、各種施策において両局の連携を図っていきたいと考えている」と伝えた。
その上で「第1回となる今回は、意見交換の開催が主な目的であり、最終的に協議が途中となっても構わないので、組織や係に関係なく若者の視点で自由闊達な協議をお願いしたい」と求めた。
意見交換では、参加者が4つのグループに分かれて、振興局と教育局、学校が連携して取り組むことが可能な内容をテーマに協議。約80分グループで協議を行ったあと、グループごとに代表者が協議内容を発表した。
発表では「これまで、振興局がイベント等で学校との連携を考えても学校側は年間スケジュールが決まっているため、スムーズに話が進まないことがあった。教育局から学校へ呼びかけることで手助けができるのではないか」「教育人材の確保に向けて、両局が協力しSNSや広報誌を活用して宣伝する」などの意見が挙がった。
今後は、2回目を10月に実施し取組の具現化について協議、3回目を来年1月に実施し取組に向けた方法やスケジュールについて協議する予定。
次年度には、教育局として取り組むことができることは振興局と連携して実施ていくとしている。
(道・道教委 2022-08-09付)
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