若者の声を施策に反映 道ユースプランナー制度始動 意見交換や知事と懇談も
(道・道教委 2022-08-08付)

ユースプランナー制度ミーティング
道の担当者が制度の趣旨を説明した

 道は、若い世代の意見や提案を子育て支援施策や少子化対策に反映しようと本年度導入した「道ユースプランナー制度」のキックオフミーティングを2日、オンラインで開いた。プランナーに登録した道内の大学生約30人が参加。月1回実施する行政課題や施策検討に関するアンケート調査など制度の趣旨について説明した。

 制度は、道内の大学生にボランティア登録してもらい、子育て支援策や少子化対策などについて、アンケートを通じて意見や提案を寄せてもらうもの。20代の若手職員中心のプロジェクトチームが企画した。1日時点で、北海道大学や道教育大学函館校など9大学の学生計73人が登録している。

 アンケート調査は月1回、子育てに関する行政課題や施策検討に係る意見や提案、改善策を募る。パソコンやスマートフォン上で、選択式と自由記述式で回答してもらう。

 今月のテーマは「ヤングケアラー」。今後は結婚・妊娠・出産、子どもの貧困などを予定している。

 このほか、道が公式ツイッターやインスタグラムで発信するヤングケアラーの相談窓口や児童虐待防止月間のPRなどの情報拡散に協力してもらう。

 年度内には、学生同士で意見交換する道ユースプランナーミーティングを対面方式で実施予定。鈴木直道知事と懇談する機会も設ける。

 キックオフミーティングであいさつに立った鈴木一博保健福祉部少子高齢化対策監は「これからの地域を担い、将来を引っ張っていく若い世代の皆さんに、私たちと一緒に活躍してほしい」と述べた。

 続いて、道が制度の趣旨について説明。学生を代表して日本医療大学の藤森敦紀さん(3年)は「北海道全体に、若い世代の意見や声が届くことを期待している。現在抱えている問題を一つでも改善できれば」と話した。

(道・道教委 2022-08-08付)

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