道家庭教育サポート企業等制度　オカモトと協定締結　道教委　十勝管内３４８者に

（道・道教委 2022-08-04付）

左から岡本代表と新山局長

　【帯広発】道教委は７月２１日、（株）オカモトと道家庭教育サポート企業等制度にかかる協定を締結した。帯広市内の同社に十勝教育局の新山知邦局長らが訪れ、協定書に調印。管内の協定締結企業等は３４８者となった。

　同制度は、家庭教育を支援するための職場づくりに取り組む企業等と道教委が協定を結び、相互に協力し家庭教育の推進を図ることが目的。

　オカモトホールディングスは道内１２５の企業等を傘下に収め、本部が位置する十勝管内だけで４２者。公共施設管理や公共連携事業、販売業、自動車整備事業など、幅広い事業を手がけている。

　同社は平成８年から、個人・家庭・会社の３分野で目標を実現させる教育実践プログラム「３ＫＭ」を導入。従業員が人生設計目標を達成できるよう、休暇取得の促進や旅行等の家族イベントへの補助金支給など、従業員の生活の充実に向けて支援を続けている。

　今回の協定締結を機に、３ＫＭの理念に則り、従業員が学校行事に参加しやすい職場環境づくりなどを一層推進する。親子での体験活動など家庭教育の要素を取り入れ、３ＫＭの内容を充実させていく見込み。

　道教委は同社の全グループ企業等と一括協定を結んだ。新山局長と岡本謙一代表が協定書に調印。

　岡本代表は「個人や家庭への目標を持つと仕事への姿勢も変わってくる」と、仕事と生活のサイクルを円滑に回すために人生設計が深く関わることを強調。今後も従業員への支援を続ける意思を示した。

(道・道教委 2022-08-04付)