建設業への理解深める　天塩小で業界団体出前授業　ウェブで遠隔施工体験など

（道・道教委 2022-09-12付）

ラジコンバックホーを操作した

　【留萌発】天塩町立天塩小学校（小栁豊校長）で８月３１日、留萌建設協会二世会の萌志会（堀口哲志会長）によるウェブ出前授業が行われた。５年生１９人が参加。オンラインで工事現場をつなぎ、工事概要などの説明のほか、ウェブカメラを用いたラジコンバックホーの遠隔施工体験、ＶＲゴーグルによる現場体験、ドローンの試験飛行などを通して建設業の役割について理解を深めた。

　同会では、子どもたちに地域経済を支える建設業の役割や目的など建設業を身近に感じてもらいたいと思い、毎年、出前授業を実施。新型コロナウイルス感染防止のため、ウェブでの出前授業を実施した。

　同校では社会科の時間として実施。様々な職業を知り、将来に向けて考えを深める機会とした。

　はじめに堀口会長があいさつ。工事や災害の復旧など建設業が生活に関わる仕事をしているほか、現在ではＩＣＴを活用して仕事をしていることに触れ、授業を通して建設業について理解を深めるよう呼びかけた。

　続いて、オンライン上で工事現場を見学。町内の工事現場について担当者から工事の経緯や概要、ＩＣＴの活用などについて説明を受けた。

　続いて、ウェブカメラを用いたラジコンバックホウの遠隔施工体験のほか、ＶＲゴーグルによる現場体験、教育用ドローンの試験飛行を実施。教育用ドローンの贈呈式では、教育用ドローン３台とその教本３冊を受け取った。

　参加した児童は「最新の技術を使っていてすごいと思った」「（ＶＲ体験について）工事現場がリアルに見えた」などと感想を述べた。

(道・道教委 2022-09-12付)