特色ある活動を高評価　道教委・大鐘委員と堀本局長　標茶中、標茶高で行政視察

（道・道教委 2022-09-13付）

標茶中の授業を視察する堀本局長ら

　【釧路発】道教委の大鐘秀峰委員と堀本厚学校教育局長は、教育行政視察として標茶町内を訪問した。８月２９日には堀本局長が標茶町立標茶中学校（湊谷美樹治校長）と標茶高校（小森章史校長）を、今月１日には大鐘委員が標茶高を訪れ、特色ある教育活動を見学。探究活動におけるＩＣＴ活用促進を期待するとともに、地域産業と密接に関わった教育内容を高く評価した。

　堀本局長が訪問した標茶中では、タブレット端末を活用した授業を視察。国語科におけるグーグルフォームを使用した前期の振り返りや、単語カードアプリ「クイズレット」を使用した四字熟語の反復練習の授業を展開した。

　続いて標茶高では、小森校長らから学校概要の説明を受けたあと、校舎や牛舎を視察。道内の高校で唯一導入している「ロボット搾乳機」の活用による科学的データに基づいた乳牛の飼育、安全・安心な搾乳を実現するスマート農業の取組を目の当たりにした。

　堀本局長は視察後「探究活動等の際にさらなるＩＣＴ機器の活用を期待している」と述べた。

　大鐘委員が訪問した標茶高では、特色ある教育活動として文化理解、地域環境、酪農・食品の３系列がそれぞれの視点から地域の課題解消に向けて、課題研究や探究学習を行っていることについて説明を受けたあと、牛舎内のロボット搾乳機を見学した。

　大鐘委員は、同校の探究活動に関して「生徒と社会がつながる教育を展開している」と各種活動を高く評価した。

　視察を受けて小森校長は「教育活動・教育実践の周知に伴い、本校のグランドデザイン“きっと会える君のイイ顔”を体現できることを広く知ってもらい、生徒確保の一助となれば」と期待を寄せた。

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牛舎内を視察する大鐘委員ら

(道・道教委 2022-09-13付)