札幌市教委　通学交通費助成事業　８月末で６０５人申請　月１.３万円超の半額補助

（札幌市 2022-09-16付）

　札幌市教委が実施している高校等生徒通学交通費助成事業について、本年度分の申請者数が８月３１日時点で６０５人となった。石狩管内の高校などに通う市内在住生徒が対象で、来年２月以降、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の半分を助成する。

　石狩管内の高校などに通う市内在住生徒を対象に、通学に要する交通費のうち、基準額を超える額の半分を助成するもの。

　市内の高校生が公共交通機関を使って通学する場合、特に南区に住む高校生の通学距離が長く、交通費の負担が大きくなっている。

　これを受け、市教委は将来を担う人材育成のほか、子育て支援を行うため平成２９年度に事業に着手。３０年度から石狩管内の高校などに通う市内在住生徒に、通学に要する交通費のうち、月１万３０００円を超える額の半分を助成している。

　市は４月からホームページで申請受付を開始。８月３１日までの申請者数は、前年度同期と比べ１４３人減の６０５人となった。

　また、希望者には８月までに購入した定期券を対象に、１０月中の中間払いも受け付けている。３１日現在で１人申請している。

　冬季は公共交通機関を利用する生徒が増えることから、市はホームページなどを通じて事業対象生徒を随時募集している。

(札幌市 2022-09-16付)