札幌市　高校生対象にイベント　ジモトのシゴトを体験　６７００人が多様な業種で

（札幌市 2022-09-20付）

各ブースを回り職業体験する生徒たち

　札幌市は、１３日からの３日間、つどーむを会場に高校生を対象にした職業体験イベント「ジモトのシゴト　ワク！ＷＯＲＫ！」を開いた。高校生に地元企業の魅力を知ってもらうことがねらい。市内の高校生約６７００人が製造業や建設業など多様な仕事に挑戦した。

　実際に仕事を体験することで、企業の魅力を知ってもらい、将来的な地元就職を促進するのがねらい。

　製造業や建設業、金融業など幅広い業種の４５社が体験ブースを設けた。市立高校のほか、公立や私立高校の１・２年生が参加した。

　このうちプレキャストコンクリート製品を製造・販売する東陽上村アドバンス㈱のブースを訪れた生徒たちは、コンクリートができるまでの工程を体験。セメントと水を混ぜて小さな型枠に流し込んだあと、振動を与えて空気を抜いて完成させた。

　担当者からは、プレキャストコンクリートは工期の短縮に役立つことなどの説明があったほか、道路や公園といった生活の身近な場面で活用されていることが紹介された。

　このほかにも、左官工事やゲーム開発、感染症予防の抗菌めっき加工など、生徒らは積極的にブースを回って多様な仕事を体験した。

　札幌創成高校１年の村上陸さんは「様々な企業を知ることで、視野を広げることができた」と感想を話した。

(札幌市 2022-09-20付)