まちづくりに参画　札幌大通高　周辺ごみ拾い

（札幌市 2022-09-22付）

ごみを拾う生徒たち

　市立札幌大通高校（池田吉利校長）は１４日、札幌市市民文化局市民自治推進室と札幌市立高校の共催事業として、学校周辺のごみ拾いボランティアを行った。有志の生徒や地域の町内会員約４０人が参加。歩道などに落ちているごみを丁寧に拾い集め、まちづくり活動への参画意識を高めた。

　市民自治推進室は、小中学生、高校生、大学生などの若者を対象とした次世代の活動の担い手育成事業を実施。

　各世代に応じた効果的な啓発・体験を通してまちづくり活動への意識醸成を図り、将来の地域まちづくり活動の担い手育成につなげることを目指している。

　札幌市立高校８校では、共通の取組としてごみ拾いボランティアの活動を設定。９、１０月にかけて各校で活動が行われる。

　生徒たちは、市の担当者から活動範囲や取組の意義について説明を受けたあと、活動を開始。同校周辺の歩道を歩きながらごみを探し「ここにもごみが落ちているよ」「これは何だろう」などと声をかけ合いながら取り組んだ。

　池田校長は「地域のボランティアなどに比較的抵抗感なく参加してくれる生徒が多く、学校としてうれしく感じている。社会や地域とつながりを持ち、貢献できる人になってほしい」と期待した。

(札幌市 2022-09-22付)