審議会が秋元札幌市長に答申　性関係なく能力発揮へ　第５次男女共同参画プラン

（札幌市 2022-10-11付）

秋元市長（右）に答申書を手渡す梶井会長

　札幌市男女共同参画審議会（会長・梶井祥子札幌大谷大学教授）は５日、性別に関わりなく能力を発揮できる社会を目指す指針「第５次男女共同参画さっぽろプラン」（５～９年度）の基本的な考え方について、秋元克広市長に答申した。

　答申書では①男女共同参画の実現や多様性を尊重する意識の醸成②あらゆる分野で男女共同参画の視点を反映させるための環境づくり③誰もが尊厳と誇りを持って安心して生きられる社会の実現―の３点を基本目標に設定。

　教育関係では、恋人など親しい間で起こる暴力「デートＤＶ」の防止講座や性に関する指導の充実など予防教育の推進を盛り込んだ。また、人権教育やジェンダー平等に関する教育・学習の推進や、性的少数者（ＬＧＢＴ）など多様な性の在り方への理解促進などを求めている。

　この日、梶井会長が市役所を訪れ、秋元市長に答申書を手渡した。市は、１２月に素案を公表し、パブリックコメントを募集する。来年３月下旬にプランを策定する予定。

(札幌市 2022-10-11付)