札幌市教委　教師夢プランⅠ　学校の組織像つかむ　教職課程の大学１年生対象

（札幌市 2022-10-07付）

参加者からの質問に指導主事が回答

　札幌市教委は９月３０日、道教育大学札幌駅前サテライトで教師夢プランⅠを開いた。教職課程を履修する大学１年生３２人が参加。校務分掌に関する説明を通して学校組織のイメージをつかんだほか、教師に求められる力などについてアドバイスを受け教師の魅力に触れた。

　市教委は３年度、これまで大学２・３年生向けに実施していた教師夢道場の内容を拡充し、新たに教師夢プランを開始。大学１年生を対象に加え、札幌の教員として働く魅力や働く上で大切なことなどを伝えている。

　今回は、１年生対象のプランⅠの２日目。学校の組織に関する説明、初日に募集した質問・相談への回答などを行った。

　教職員育成担当課の千葉史研修担当係長が校務分掌について説明。各学校では教務部、研究部、児童会活動部など業務内容を分担して学校運営を行っていることを示した。「学校は常に組織で動いている。一人で抱え込まずに連携することが大切」と呼びかけた。

　続いて、初日の振り返りで参加者から募集した質問・相談に対し、大髙雅子課長をはじめとする教職員育成担当課の指導主事が回答。

　「教員に必要な力は何か」との質問には「子ども同士をつなげる役割など、コーディネート力が求められる」「ファシリテート力。教員には学習支援者としての役割がある」などとアドバイスした。

　このほか「技術科の教師を目指しているが、他の教科の免許も取得しておくべきか」「今からできる教員採用試験対策は」「授業をするときに一番大事にしていることは何か」など様々な質問が寄せられた。

(札幌市 2022-10-07付)