留萌市教委　部活動の在り方検討委　１１月末までに提言書　市の課題について意見交換

（市町村 2022-10-18付）

部活動の課題について意見を交わした

　【留萌発】留萌市教委は１１日、市役所で第１回部活動の在り方検討委員会を開いた。委員ら１６人が参加。市の部活動の課題について意見を交換した。今後は１１月末までに提言書をまとめ、市教委に提出する。

　道教委は本年度、部活動の在り方検討協力地域推進事業を実施。協力地域に指定された留萌市は、市教委で「部活動の在り方」「地域の幅広い協力による部活動指導体制の充実」「地域のスポーツ、文化・芸術団体等との連携による持続的な部活動運営体制の確立」などについて協議・検討するため、検討委員会を立ち上げた。

　高橋一浩教育長があいさつ。国の動向から部活動の転換点を迎えていることに触れ「学校における教職員の働き方改革の対応とともに子どもたちにとってより望ましい教育環境の実現など地域の実情に即した部活動の地域移行に着実に取り組んでいきたい」と話した。また、指導者の確保や保護者の負担の在り方など課題が山積していることから委員に忌憚のない意見を迎えた。

　このあと、部活動の課題について意見を交換。休日や平日を含む地域移行の早期実現については「休日、平日も含めてやるべき」「一気に移行すべきだが、指導者がいないから不安」など、部活動数について「子どものニーズ、現状に応じて部活動を進めるべき」「文化系は選択肢が少ないから複数あるべき」などのほか、部活動の運営手法や指導者の確保、必要経費の負担などについても声が上がった。

　今後は、１１月１日に第２回会合を開催。今回の意見交換をもとにした提言書の案を示した上で検討する。１１月下旬開催予定の第３回会合で提言書をまとめ、１１月末にも市教委に提言書を提出する。

(市町村 2022-10-18付)