網走南ケ丘高　１００周年記念式典　素晴らしい伝統を後輩に　新たな時代へ確かな一歩

（学校 2022-11-18付）

約５５０人が出席した

　【網走発】網走南ケ丘高校（渡辺淳一校長）の創立１００周年記念式典が１２日、同校体育館で執り行われた。全校生徒をはじめ、来賓として道教委の倉本博史教育長やオホーツク教育局の野上義秀局長、網走市の水谷洋一市長ら約５５０人が出席。渡辺校長は、多くの人に支えられ現在まで培われてきた同校の歴史を振り返るとともに、今後のさらなる発展に向けて思いを新たにした。

　同校は大正１１年、道庁立網走中学校として開校。昭和２５年に現校名となり、ことしで創立１００周年を迎えた。校訓「自主自立　奉仕勤労　明澄端正」のもと、時代の変化とともに充実した教育活動を展開し、これまで２万１０００人を超える優秀な人材を輩出してきた。

　式辞に立った渡辺校長は、１００年にわたって時代の要望に応え、同校の歴史を切り開いてきた先人の苦労や尽力を顧みるとともに「いつの時代も子どもは地域社会の宝」とし「オホーツク東部の中核校として多様な子どもたちを受け入れ、社会に貢献できる指導的役割を担う人間を育てる」と同校の使命を再確認。生徒には「多くの先輩たちが築き上げてきた優れた伝統を受け止め、南高生としての誇りと自信を持ち、新たな時代に向けて確かな一歩を踏み出そう」と呼びかけた。

　祝辞では、道教委の倉本教育長が「輝かしい伝統を築き、今日まで発展を遂げてきたのは、歴代校長や教職員はもとより、生徒の努力、地域住民の温かい支援のたまもの」と敬意を表した。生徒には「この節目を契機に先輩たちの歩みをあらためて振り返るとともに、校訓のもと自らの力で南ケ丘高の新たな歴史を築いていこうという気概を持ち、より一層充実した学校生活を送ってほしい」と期待を寄せた。

　生徒代表の山本咲花さんは「素晴らしい伝統を後輩に引き継ぐことができるように、これからの日々を精いっぱい過ごしていきたい」と思いを新たにした。

　最後は、吹奏楽部の記念演奏で幕を閉じた。

(学校 2022-11-18付)