北数教小学校部会札幌支部が大会 算数の世界広げる授業 幌東小 組み合わせ考える
(札幌市 2022-12-16付)

北数教小学校部会札幌支部大会
6年生の会場となった幌東小

 道算数数学教育会(北数教)小学校部会札幌支部(三浦恵支部長)は2日、札幌市内の小学校6校を会場に第53回研究大会を開いた。札幌市立幌東小学校(川口玲子校長)では、岡本大知教諭が6年生「並べ方と組み合わせ」の授業を公開。「体育の時間にバスケットボールの試合をする際、1試合何分できるか」という問いのもと、試合の組み合わせ方法について授業を展開するなど、算数教育の充実に向けて研鑚を積んだ。

 札幌支部は、研究の重点に「数学的に問う力を発揮し、算数の世界を広げる授業の創造」と設定。授業づくりの観点として①数学的に問うことから生まれる問い②算数の世界を広げるつながり―の2点を据え、研究を進めている。

 6年生の会場となった幌東小では岡本教諭が「並べ方と組み合わせ」を指導。授業は8時間扱いの4時間目で、本時の目標を「組み合わせ方について、起こり得る場合を順序良く整理して調べることができる」「組み合わせ方について、落ちや重なりがないように図や表を適切に用いて、順序良く筋道を立てて考えている」「組み合わせ方の起こり得る場合を順序良く整理する方法について、図や表を用いることの良さに気付き、日常生活にも活用しようとしている」と設定した。

 岡本教諭は、児童に対し「体育の時間にバスケットボールの試合をする際、1試合何分できるか」と問いかけた。

 「何チームあるか分からない」「何試合するか分かれば決められる」と児童の声が上がるなど、問題解決のために求められる情報を意識させた。

 「4チームで、どのチームとも1回ずつ対戦する。1コートで行い、試合ができる時間は30分」と条件を提示。児童は4チームが総当たり戦をする場合の試合数を求めた。「12試合できる」「6試合できる」と意見が分かれ、なぜそのような結果になったのか、各自で考えた。

 岡本教諭は「組み合わせで、1回対戦したチームをもう一度数えてしまっている」と解説し、組み合わせ方の起こり得る場合を順序良く整理して調べることがポイントと呼びかけた。

 このあと、自身が試合をする場合どのような条件で行うのか各自考察。目的意識を持って条件を自由に考えた。

 授業後は分科会を実施。参加者からは、岡本教諭の授業について「児童は、組み合わせ方のポイントは抑えられていた。もう少しICTを活用した授業を展開した方が良いと感じる」という意見が出た。

(札幌市 2022-12-16付)

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