教育の取組評価３割　札幌市　市民意識調査

（札幌市 2023-01-10付）

　札幌市は、本年度３回目の市民意識調査の結果をまとめた。市民５０００人に対し、市の施策に対する評価などを尋ねた。子どもの教育に関する取組について「よくやっていると思う」と答えた割合は、３割程度にとどまった。

　調査は、無作為に選んだ１８歳以上の男女５０００人に調査票を郵送して実施した。このうち２３９１人（回収率４７・８％）が回答。教育や防災、経済など２２項目の施策に対する評価について尋ねた。

　子どもの教育に関する市の取組について「よくやっていると思うか」との問いに対し「そう思う」「ある程度そう思う」は計２５・６％で、前年度の調査より１・４ポイント減少した。「どちらでもない」が５３・７％で最も高い割合だった。

　また「力をいれてほしいと思うか」と尋ねたところ「そう思う」「ある程度そう思う」は計５１％で半数を超えた。一方、２２項目を要望度の高い順にみると、１位は除雪で８２・３％、次いで犯罪のない安全・安心なまちづくりが６７・３％、道路の整備維持が６４・２％。教育は１４位だった。

(札幌市 2023-01-10付)