旭農高で林業就業セミナー　将来の選択肢の一つに　関連企業が個別に説明会

（学校 2023-02-08付）

　【旭川発】旭川農業高校（野村博之校長）で３日、林業・木材産業就業セミナーが開かれた。森林科学科１年生４１人、２年生４０人が参加。グループワークや（株）橋本川島コーポレーション、荒井建設（株）、新谷建設（株）など７事業体の個別説明会を通して、業界の魅力の一端に触れた。

　若年層の林業・木材産業への新規参入を促進するため、就業に向けたイメージを持てるようセミナーを開催。

　協議会会長あいさつのあと、１年生は「あなたにとって、働くって何だろう？」、２年生は「あなたにとって、いい会社って何だろう？」をテーマにグループ討議。各学年３班に分かれて話し合った。

　発表で１年生は「社会に貢献すること」「夢をかなえること」「やりがい」、２年生は「休みが多い」「人間関係が良好」「給料が良い」などの意見を挙げた。

　個別説明会に移り、各事業体がそれぞれの仕事内容や業界の役割等について説明。生徒は事前に選んだ３ブースを順に回り、進路選択に役立てた。

　うち橋本川島コーポレーションのブースでは、蠣崎敏幸取締役総務部長、土木部の落合広州次長らが職場の環境等について説明。基本的に土日が休みであることや年の近い先輩が多いこと、女性技術者が活躍していることなどを、写真を交えて紹介した。また「業界に興味を持って、就職先の選択肢の一つに加えてもらえれば」と呼びかけた。

　説明を聞いた２年生の女子生徒は女性技術者の活躍などから同社に興味を持ち「インターンシップに参加してみたいと思った」と話した。

(学校 2023-02-08付)