校長室から―未来育む札幌の学校―　生徒ファーストの共有を　札幌市立厚別中学校

（札幌市 2023-02-22付）

３年ぶりに開催した「音魂クール」

▼わが校の強み

　本校は、発展を続ける新札幌地区から徒歩圏内の閑静な住宅街に位置し、地域の温かい支援と協力に支えられて来年度開校４０周年を迎えます。

　校歌にも歌われている百年記念塔や野幌原始林を間近に望むことができる抜群の環境の中で、伸び伸びと生活している明るく元気な生徒とその生徒に寄り添う熱い気持ちを持った教職員の存在が、何にも代えがたい本校の強みと言えます。

▼生徒の成長に向けて

　本年度は、３年ぶりに本校最大の行事である「音魂クール」を実施できました。また行事を経験して成長する生徒の姿も見られました。

　今後さらに学習、行事、生徒会活動、部活動を含む運動などを通じて、バランスよく生徒の成長を後押しする本来の教育の姿を取り戻していきたいと考えています。

　地域の支えと小学校との連携も成長に関わる大きなポイントです。特に小中一貫した教育の実践については、パートナー校と協力しながら９年間の子どもたちの学びを成長につなげていかなければなりません。

　目指す生徒像を共有して、その実現に向けてさらにお互いの意識を高めていきたいと思います。

▼教職員への思い

　本校には生徒指導部ではなく生徒支援部が存在します。個に応じて最適な支援を行いながら生徒を支え、育てていこうという気持ちの表れです。

　日々の忙しさの中ですが、授業研究、学級経営、部活動の運営など職員室内には相談や話し合いの声が聞こえています。持ち味を生かして学び合い、助け合う姿勢をこれからも大切にしていってほしいです。

　さらに生徒ファーストの姿勢を共有して、信頼される学校づくりに向けて一致協力していければと思っています。

▼校長としての喜び・楽しみ

　学校には日々様々な課題が山積していますが、生徒のために教職員が連携・協働してチームとして対応していくことを心がけています。

　生徒が安心して通学できる、教職員にとって働きがいのある魅力あふれる学校で、生徒と教職員の成長と生き生きとした姿に触れられることが、私の幸せとなっています。

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今野洋介校長

(札幌市 2023-02-22付)