室蘭市５年度予算案〈骨格〉　児童館業務をＩＣＴ化　６年４月本格運用目指す

（市町村 2023-02-27付）

【室蘭発】室蘭市は１７日、５年度予算案を公表した。４月に市長選を控えた骨格編成で、一般会計の総額は前年度比９・４％増の４６１億９６００万円。教育費は６・０％増の１５億１５００万円となった。

　新規事業では、スクール児童館ＩＣＴ化推進に３７０万円を措置。業務の一部をオンライン化することで保護者の利便性や職員の負担軽減を図る。本格運用は６年４月を目指す。

　教育関係の主な事業はつぎのとおり。

【一般会計】

▽スクール児童館環境整備（新規）＝２１５１万円―スクール児童館の専用スペースを拡大し、環境改善を図る。整備個所（みなと、地球岬、海陽、天神）

▽スクール児童館ＩＣＴ化推進（新規）＝３７０万円―放課後児童対策に関わる子どもの入退室・帳票管理や連絡業務のオンライン化につながるシステムを導入し、保護者の利便性向上と職員の負担軽減を図る。６年４月本格運用予定

▽教育サポートセンター通室費助成（新規）＝２４万円―「教育サポートセンターくじらん」に通室している児童生徒のうち、公共交通機関を利用する遠距離通室の準要保護世帯の児童生徒に対し、路線バスを無料に乗車できる通室専用パスを発行

▽オンライン学習等通信費助成（新規）＝６４０万円―ＧＩＧＡ端末を活用した持ち帰り学習等の本格実施に伴い「準要保護児童生徒就学扶助費」「特別支援教育就学奨励費扶助費」の支給費目に「オンライン学習等に係る通信費」を追加

▽学校給食費への対応＝２４１０万円

▽全国高校総体の開催＝１１９０万円

(市町村 2023-02-27付)