１定札幌市議会代質（２２日）

（札幌市 2023-02-27付）

エアコン整備推進　学校の暑さ対策

　札幌市教委の檜田英樹教育長は、学校施設の暑さ対策としてエアコンの整備を進めていく考えを示した。

　設計段階から効率的な設備選定が可能な新改築校で主に進めていく。既存校では大規模な設備改修を伴うため、移動式エアコンの設置によって対応する。

　今後の暑さ対策について「５年度に策定予定のまちづくり戦略ビジョン中期実施計画や、学校施設維持更新基本計画の見直しの中で示していきたい」と述べた。

　小須田ともひろ議員（自由民主党）の質問に対する答弁。

希望保育所など支援事業を開始　フッ化物洗口

　札幌市の秋元克広市長は、フッ化物洗口を希望する保育所や幼稚園に対する支援事業を開始する考えを示した。

　ことし１月、「札幌市歯科口腔保健推進条例」が施行。乳幼児期・学齢期におけるフッ化物の応用等の科学的根拠に基づく効果的な取組の推進に関し必要な措置を講ずるとしている。

　秋元市長は「札幌歯科医師会と緊密に連携しながら子どもたちの虫歯予防、健康格差の縮小に取り組む」と述べた。

　小須田議員の質問に対する答弁。

医療費助成拡充を検討　ひとり親家庭等

　秋元市長は、ひとり親家庭等医療費助成制度の拡充について検討していることを報告した。

　ひとり親家庭等医療費助成制度における親への助成について、市では現在、入院医療費を助成対象としており、通院医療費は対象外となっている。

　市町村によって助成内容に差が生じている現状について、秋元市長は「国の制度として創設するよう要望している」と述べた。

　その上で「今後の財源見通しを踏まえつつ、他の医療費助成制度とのバランスなども勘案しながら検討している」とした。

　山口かずさ議員（無所属）の質問に対する答弁。

教育、環境など多分野で参加へ　子どもの市政参加

　町田隆敏副市長は、子どもの市政への参加について「今後も教育、環境、防災など、様々な分野で参加する取組を進める」との考えを示した。

　市では平成２１年に「子どもの最善の利益を実現するための権利条例」を施行し、子どもの参加機会を充実させている。

　町田副市長は「社会の一員として札幌のまちづくりを担う子どもを育んでいきたい」と述べた。

　石川さわ子議員（市民ネットワーク北海道）の質問に対する答弁。

(札幌市 2023-02-27付)