札幌白石中Ｐ　３年生職業講話　働く人の思いに触れて　２２職種参加　やりがい伝える

（札幌市 2023-03-29付）

　札幌市立白石中学校（小関高宏校長）は７日、ＰＴＡ主催によるキャリア教育「職業講話」を開いた。市内の社会人２２職種２３人が講師を務め、卒業を控えた３年生１５９人に働く楽しさややりがいなどを伝えた。澤田理恵ＰＴＡ会長は「働く人たちの思いに触れることが大切。どのような思いで働いているかを知ってもらえれば」と期待した。

　長引くコロナ禍で様々な体験学習が制約を受ける中、生徒たちのために何かできないかと、ＰＴＡが初めて企画・開催したもの。近隣の社会人などに「働く人たちの思いを知る機会を設けたい」と参加を呼びかけたところ、美容師や測量士、システムエンジニア、建築設計士、弁護士、グラフィックデザイナー、札幌市職員など２２職種２３人が集まった。

　当日は、３年生総合的な学習の時間を活用。生徒１５９人が参加した。

　澤田会長はあいさつで「いろいろな職業に就く人たちがどのような思いで過ごしたり仕事をしたりしているかを知ってもらいたい」と期待。「社会人の思いに触れて、今後のキャリアを考えるきっかけにしてもらえれば」と呼びかけた。

　生徒たちは、それぞれが興味を持った職業のブースに移動。「札幌のために役に立ちたいと思っている」「お客さんが喜んでくれる姿を見た時“この仕事を選んで本当に良かった”と思える」「仕事が面白いと感じることが一番大切」などと話す社会人の言葉に、真剣な表情で耳を傾けた＝写真＝。

　３年生総合的な学習の時間を担当する岡﨑泉教諭は「多くの社会人の話を聞けるのは貴重な機会。ぜひ今後に生かしてほしい」と話した。

(札幌市 2023-03-29付)