ちあふる・ちゅうおう開設式典　子育て支援の拠点に　札幌市　全区の整備完了

（札幌市 2023-03-29付）

　札幌市子ども未来局は２４日、子育て支援機能と保育機能を持つ中央区保育・子育て支援センター（愛称ちあふる・ちゅうおう）の開設記念式典を挙行した＝写真＝。４月１日の運用開始を前に、関係者らが施設の完成を祝った。平成１８年から全区開設を目指してきたちあふるの整備が完了した。

　ちあふるは、保育機能のほか、サロンなど子育て支援の拠点として各区で整備しており、中央区が最後となる。

　ちあふる・ちゅうおうは、子育て支援総合センター（南３西７）と、市立あけぼの保育園（南１１西１０）を統合して新設した。育児書などが閲覧できる図書情報室を設けたほか、保育機能の定員を従来の９０人から１２０人に拡大した。

　総事業費は１１億５０００万円。建物は鉄筋コンクリート造２階建て、延床面積は１５８０平方㍍程度。床や壁の一部に道産木材を多用したほか、隣接する南７条りんりん公園と行き来できるように扉を設けた。

　式典には、秋元克広市長や町内会関係者ら約５０人が出席した。

　秋元市長は「子育て家庭を支えていくためには、社会全体で支援していくことが重要。中央区における子育て支援の拠点として、この施設を成長させていきたい」と述べた。

(札幌市 2023-03-29付)