主体的学び促進へ道教委　受講奨励の手引作成　実践例やＱ＆Ａも掲載

（道・道教委 2023-04-03付）

　道教委は「校長による教員等との対話に基づく受講奨励の手引」を作成した。受講奨励のポイントや留意点、道教委のサポートツールを活用した実践例やＱ＆Ａをまとめており、対話に基づく受講奨励や校内研修などでの活用を呼びかけている。

　受講奨励のポイントは①学校全体で「教員としての学びの姿」や「対話に基づく受講奨励」の目的について共通理解を図る②受講奨励は校長を責任者として学校の状況に応じて役割分担し組織的に行う③実施時期や活用する資料を工夫して効果的・効率的に行う④校長と教員等が対話におけるそれぞれの視点を理解し、対話の効果を高める―の４点。

　受講奨励の役割分担、期首面談・期末面談時期における対話の目的や留意点などの具体を示している。

　道教委によるサポートツールの活用事例も紹介。学びのＰＤＣＡサイクルを確立するため、教員自身の資質・能力を自己評価してレーダーチャートで可視化する「自己診断シート」、多様な研修テーマや講座・教材の情報を検索できる「研修Ｌｉｎｋナビ」、エクセルファイルによる研修履歴記録の活用のポイントを示した。

　このほか、校長と教員等の対話の視点や具体的なイメージ、受講奨励として不適切な言葉かけの例を掲載している。

(道・道教委 2023-04-03付)