特セン 5年度研修事業 障がい別基本コース新設 資質向上へ5講座6コース
(道・道教委 2023-04-12付)

特セン研修事業・自主的研修コースQR
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 道立特別支援教育センターは5年度研修事業を決定した。研修の目的や対象者のキャリアステージを明確化し、受講者の資質・能力の向上に向けた5つの研修講座と6つの自主的研修コース等を実施。各障がい種ごとに指導・支援の基本を学ぶ「特別支援教育障がい別エントリーコース」を新たに開設するなど、学校現場のニーズに応じて多様な研修を用意した。2次元バーコード(㊤研修講座、㊦自主的研修コース)から期日、定員、申し込み期限などの詳細を確認できる。

 特センの研修事業は目的や対象、内容に応じて①研修講座②自主的研修コース③公開講義④研修支援―を実施している。このうち研修講座は主に中堅段階以上の教職員が対象で、5年度は5講座を開設。このうち新規は2講座で、校内・地域の支援体制の充実に向けた「特別支援教育コーディネーターのための“支援体制づくりマネジメント研修講座”」、自校に合った研修の進め方について理解を深める「校内研修推進・充実研修講座」を実施する。

 自主的研修コースは主に初任段階や経験の浅い教職員が対象で、新規1コースを含む6コースを開設。いずれも特センウェブページから直接申し込む。

 特別支援教育の経験が3年未満の教職員を対象に毎年開催している「特別支援教育基本セミナー」では、初めて「特別支援学級、通級による指導を担当する先生のため」と対象を明確化。授業づくりの工夫を学ぶ講義や個別の指導計画を活用した指導の充実に向けたグループ協議などを行う。現在参加申し込みを受け付けている。申し込み期限は5月17日。

 「特別支援教育コーディネーター基本コース」は初めて特別支援教育コーディネーターを担当する教員が対象で、コーディネーターの役割や業務の実際、教育相談の実践について理解を深める。申し込み期限は5月19日。

 今回新規となる「特別支援教育障がい別エントリーコース」は障がいの特性や指導・支援の基本、自主活動や授業づくりの実際を学ぶ内容。同研修は7月28日から8月2日の期間に7つの障がい別部会を実施する。申し込みは5月30日から7月14日まで受け付ける予定だ。

 このほか、研修講座の基調講義をウェブ会議サービスで公開する「公開講義」や、特セン所員による講義・助言など、学校や教育委員会等のニーズに応じた研修支援の取組も継続して行う。

(道・道教委 2023-04-12付)

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