札幌市　まちづくりコンペ発表会　平賀さん・大通高　最優秀　誰も取り残されない街へ

（札幌市 2023-04-17付）

市立高校４校から２６人が参加した

　札幌市まちづくり政策局主催の「まちづくりコンペティション２０２２」発表会が３月中旬、北海道大学フード＆メディカルイノベーション国際拠点で初めて開催された。市立札幌旭丘高校、市立札幌大通高校、市立札幌清田高校、市立札幌藻岩高校の４校から２６人が参加し「未来のさっぽろに向けたまちづくり」などの観点から発表。審査の結果、札幌大通高の平賀桃子さんのアイデア「誰も取り残されない街」が最優秀賞に選ばれた。

　まちづくりコンペティションは、市政に若者の意見を反映し、まちづくりへの参画やまちへの愛着につなげるためのイベント。

　当日は、札幌旭丘高、札幌大通高、札幌清田高、札幌藻岩高の４校２６人が８個人・グループに分かれて、まちづくりに関する様々な観点で発表。「未来のさっぽろに向けたまちづくり」、「ユニバーサル（共生）」「ウェルネス（健康）」「スマート（快適・先端）」「質の高い雇用創出と魅力的な都市づくり」「結婚・出産・子育てを支える環境づくり」「ＳＤＧｓ」などの観点からアイデアを競い合った。

　審査の結果、札幌大通高の平賀さんのアイデア「誰も取り残されない街」が最優秀賞に、札幌旭丘高チームアウトドアのアイデア「北海道における人口増加都市の特徴」が優秀賞に輝いた。

　平賀さんは、札幌市の様々な人気飲食店のボックス席の一つを交流の場として設け、外国人向けの情報冊子などを置くことで、食を楽しみながら同席する日本人との交流ができる「お腹いっぱいフレンズプロジェクト」を紹介。このアイデアによって札幌の飲食店が活気にあふれ、食の交流が深められて、対面で安全な情報が得られる利点を解説した。

　当日発表したグループ、各テーマはつぎのとおり。　　　　　　　＝敬称略＝

▽札幌旭丘高①Ｓｎｏｗ　Ｍａｎ＝札幌の初雪予想

▽札幌大通高①＝ジェンダーフリーについて

▽札幌藻岩高①大内萌生＝まちづくりは人づくり

▽札幌清田高①＝札幌の若い世代の減少と解決策

▽札幌清田高②「さっぽろ」はあなたが好きです＝若者のＴｈｉｒｄ　ｐｌａｃｅを守るために

▽札幌旭丘高②２０４２年班＝札幌市の２０年毎の人口構成の予測

▽札幌大通高②平賀桃子＝誰も取り残されない街

▽札幌旭丘高③チームアウトドア＝北海道における人口増加都市の特徴

(札幌市 2023-04-17付)