交通安全教本を寄贈　札幌市教委にＪＡ共済など

（札幌市 2023-04-20付）

　ＪＡ共済、道交通安全協会、道警は１３日、小学校低学年向け交通安全教育用教本を札幌市教委に寄贈した＝写真＝。授業等の交通安全教育で活用してもらおうと昨年に引き続き作成したもの。寄贈式ではＪＡ共済の佐藤久本部長らが出席。佐藤本部長が檜田英樹教育長に教本目録を手渡した。

　教本は授業等の交通安全教育で活用し、小学校低学年のうちにマナーを身に付けさせることが目的。小学１～３学年向けにそれぞれ用意し、４月上旬、分校を含む市内小学校２０２校に４万７１００冊を配布した。

　道路の安全な歩き方、信号・標識の見方、自転車乗車中の危険予測能力の向上などを写真付きで掲載しており、学年ごとの発達段階に合わせた分かりやすい内容となっている。昨年の教本から大きな変更はないが、４月１日に自転車乗車時のヘルメット着用が義務化されたこともあり、各学年とも自転車安全利用五則が追加されている。

　佐藤本部長は「１・２年生の児童が１人で通学し始めたころの事故が多い。そのため本年度は入学式に間に合うよう早めに寄贈した」とした上で「子どもたちに分かりやすいよう作成したため、ぜひ活用してもらい、一件でも事故を少なくできれば」と期待した。

　教本は札幌市を除く道内の小学校７６５校に７万７９００冊が、４月上旬に配布された。

(札幌市 2023-04-20付)