道教委　安全教育充実へ事例集　小中高１５事例を掲載　自転車教室や防災訓練など

（道・道教委 2023-04-28付）

　道教委は４年度安全教育実践事例集をまとめた。生活安全・交通安全・災害安全に関して効果的な取組を行っている学校の取組１５事例を掲載。研修や安全教育で活用することで防犯教育、交通安全教育、防災教育の一層の充実に努めるよう求めている。

　事例集は管内・校種・教育課程別に取組のねらいや具体的内容、成果と課題をまとめた。

　許可制によって自転車通学を認めている小学校では、地域や警察の協力を得て発達段階に応じた安全教育を実施。自転車点検指導や実技指導、学校付近における危険個所の再点検のほか、高学年の児童が低学年を教えるなど異年齢交流を取り入れ、交通安全に関する意識の向上を図っている。

　防災教育の分野では、陸上自衛隊の協力を得て緊急人命救助方法を学ぶ高校の取組や、高校生が製作した町独自の避難所運営ゲームを使った総合的な学習の時間を取り上げた。

　生活安全に関する実践をみると、不審者に対応するための児童向け護身術体験や、麻薬捜査官による薬物乱用防止教育などの実践を紹介している。

(道・道教委 2023-04-28付)