道研連が総会 事業計画など決定 委員長に中澤氏 道研所長 8月に幕別町で研究発表大会(道・道教委 2023-05-01付)
道教育研究所連盟(道研連)は4月26日、本年度総会をオンラインで開催した。8月に幕別町内で第78回研究発表大会を開催することなどを盛り込んだ事業計画を決めた。本年度からスタートする第18次共同研究については、研究主題「一人一人の子どもを主語にする学校教育の実現に向けて」のもと、3ヵ年で研究成果の普及に努めることを申し合わせた。役員改選では、新委員長に道立教育研究所の中澤美明所長を選出した。
冒頭、道立教育研究所の中澤所長があいさつ。本年度から第18次共同研究がスタートするとともに、稚内市、士幌町、広尾町の教育研究所が加盟したことに言及し「これまで以上に“つながり”を大切にした取組が重要」と強調。本年度から新たな研修制度が開始となる中「教職員が個別最適で協働的な学びによって主体的・継続的に研修することが一層重要になる」と述べ、学校における働き方改革の推進など教職員を取り巻く環境の変化に柔軟に対応しながら、道研連としての取組を推進する考えを示した。
議事では、4年度事業報告を承認したあと、5年度事業計画を審議した。8月31日から2日間、幕別町内の十勝教育研修センターで第78回道研連研究発表大会十勝大会を集合形式で開催することを確認。所員学習会を7月28日と11月24日の2回にわたってオンライン開催することを決めた。
5~7年度を期間とする第18次共同研究の概要を説明。研究主題「一人一人の子どもを主語にする学校教育の実現に向けて」のもと、研究内容に①全ての子どもたちの可能性を引き出す「個別最適な学び」と「協働的な学び」②子どもの成長を支える連携・協働体制の構築―の2点を設定。初年度は実践事例の収集および分析、「指導案バンク」への掲載事例の収集・作成に努めるとした。
2年次は、各域内の学校の実践事例収集・分析、指導案バンクの運営、普及・還元、3年次は「個別最適な学び」と「協働的な学び」の充実に向けた参考資料作成、研究成果の普及・還元に取り組むことを報告した。
本年度役員はつぎのとおり。=敬称略=
▽委員長=中澤美明(道立教育研究所長)―新
▽副委員長=佐藤圭一(札幌市教育センター所長)―新、山田洋(十勝教育研究所長)、北野浩幸(網走地方教育研修センター所長)
▽会計監査=伊藤忠信(江別市教育研究所長)、砂川昌之(岩見沢市立教育研究所長)、鈴木健介(小樽市教育研究所長)―新
(道・道教委 2023-05-01付)
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