環境問題解決へＧ７子ども行動宣言　自分たちができること　江差南が丘小児童が西村大臣に

（道・道教委 2023-05-01付）

Ｇ７子ども行動宣言

　１５、１６日に開催された先進７ヵ国（Ｇ７）札幌気候・エネルギー・環境大臣会合を契機に、道内５校の小学生が環境問題について考え「Ｇ７子ども行動宣言」としてまとめた。脱炭素、環境保全などの課題解決に向けて「自分たちができること」を掲げた。１５日に行われた日本国政府主催レセプションの中で、江差町立南が丘小学校の児童が西村康稔経済産業大臣、西村明宏環境大臣に宣言書を手交した＝写真＝。

　会合開催を契機として、次代を担う小学生に会合のテーマとなった脱炭素、環境保全などについて自分事として考えてもらうとともに、解決に向けた行動を進めてほしいとの思いで推進した取組。

　道が実施しているフロンティアキッズ育成事業の４年度実施校のうち、利尻町立沓形小学校、斜里町立知床ウトロ学校、本別町立本別中央小学校、浦河町立浦河小学校、南が丘小の５校の児童が参加した。

　各校でワークショップを行いＳＤＧｓの視点で環境について学んだ上で、地域の特色や課題に応じた宣言の作成に取り組んできた。

　１５日、代表して南が丘小の児童７人がレセプションに参加し、５校の宣言文を発表するとともに、西村経産大臣、西村環境大臣に宣言書を手交した。

　各校の宣言文はつぎのとおり。

▼利尻町沓形小

「大切なコンブが育つ海を守るため、ＳＤＧｓを私たちの歌で発信します」

　利尻町は豊かな海と美しい空と偉大な山に守られた自然いっぱいの素敵な街です。この豊かな自然を未来に残すため、私たちが作った歌でＳＤＧｓを発信します。

▼斜里町知床ウトロ学校

「流氷、サケ、ヒグマの繋がりを守り、観光につなげよう」

　知床は豊かな自然を求め沢山の観光客が来て、秋には鮭、冬には流氷が来るとても素敵なまちです。

　これからも沢山の人に来てもらえるよう自然を守る活動を頑張ります。

▼本別町本別中央小

「本別で採れる豆や野菜に感謝して、美味しく残さず食べ切ります」

　本別町は自然に囲まれた農業の盛んな町です。食品ロスを少しでも減らすため、作っている人の気持ちや食品の大切さをもう一度考え直して、地産地消に取り組みます。

▼浦河町浦河小

「馬やイチゴが立派に育つよう、電気や水を節約します」

　浦河町は海ときれいな町並み、昆布と馬やイチゴが有名な町です。

　これからも自慢の馬や甘くて美味しいイチゴを育てるために、大事な電気や水を節約します。

▼江差町南が丘小

「海と歴史ある街並みを守るため、マイバッグとマイボトルを使います」

　江差町は海に囲まれた歴史ある町です。マイバッグやマイボトルを使ってゴミを減らし、世界とつながっている海とこの街並みを守っていきます。Ｌｅｔ.ｓ　ＥｓａｓｈｉＧｓ！

(道・道教委 2023-05-01付)