新居局長が教育推進の重点説明 子の幸せ実現目指し 後志局 管内教育長会議(道・道教委 2023-05-08付)
後志管内市町村教育委員会教育長会議
【小樽発】後志教育局は4月中旬、後志合同庁舎で後志管内市町村教委教育長会議を開催した。管内市町村教委の教育長20人が出席。新居雅人局長が5年度管内教育推進の重点を示したほか、担当者が所管事項説明などを通して、管内教育の充実に向け、理解と協力を求めた。
開会に当たり、新居局長があいさつ。昨年は1人1台端末を活用した授業改善や働き方改革など、子どもたちのために充実した教育改革を進められたとし「本年度も教育長の皆さんと緊密な連携・協働のもと、各市町村それぞれのニーズに応じた支援ができるよう努めていく」と述べた。
続いて本年度の管内教育推進の重点について説明。テーマは前年度に引き続き「子ども一人一人の幸せの実現を目指す後志教育の推進」とし、中・長期的な視点に立ってじっくり考え継続して取り組んでいく必要性を伝えた。
このあと松橋朗次長、田中孝二義務教育指導監、髙橋顕二企画総務課長、福田正樹教育支援課長が所管事項等を説明した。松橋次長は「学校における事故対応」「管理職育成方針の改定」「6年度当初教頭昇任候補者確保」の3点について説明。「不祥事発生時における学校の対応については、初期対応が極めて重要であり、迅速かつ的確な情報収集の体制を構築し、校長のリーダーシップのもと、学校全体の問題として受け止め、教育委員会と連携を取りながら組織として適切な対応に努めていただく必要がある」と述べ、各学校への指導の徹底を依頼した。
田中義務教育指導監は、学校経営指導訪問について「各学校の経営の現状を把握」「さらなる学校経営の充実を図るための協議や指導助言を行う」「各学校の様々な取組を管内に広めていく」の3点が経営訪問の目的と説明。「後志の子どもたちが世界の国々や人々と肩を並べ、共に知恵を出し合い、協働していくための資質・能力を育む“令和の日本型学校教育”の実現は、校長のリーダーシップにかかっていると言っても過言ではない」と強調した。
髙橋企画総務課長は、教職員の服務規律の厳正な保持について「人事異動によって職員の所属や業務、私生活等において大きな環境変化が生じる時期である」とし、職場全体で綱紀の厳正な保持に努めるよう、所管の学校への指導を依頼。また前年度実施した「学校における働き方改革北海道アクション・プランに係る取組状況調査」の結果と、全道と後志管内の状況を示し「各校の実情に応じた効果が上がる取組を、組織として行っていくことが重要」と伝えた。
福田教育支援課長は5年度全国学力・学習状況調査について「各教育委員会において調査のオンライン実施に伴う事前検証の状況把握など、児童生徒がこれまで身に付けた力を十分発揮できるよう、協力をいただいた」と謝辞。続いて、いじめ重大事態に関する国への報告等について説明し、いじめ重大事態や生徒指導事故の際は、速やかに関係機関へ報告するよう求めた。
(道・道教委 2023-05-08付)
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