上川女性教員の会花の会が総会　会長に林校長　旭川西神楽中　全国大会成功へ準備本格化

（道・道教委 2023-05-09付）

林新会長

　【旭川発】上川管内女性教員の会「花の会」は４月２２日、旭川市内の上川教育研修センターで５年度総会を開いた。６月１７日と９月２４日に会員研修会、７月１５日に夏の経営研修会を開催することなどを決めた。役員改選では、新会長に旭川市立西神楽中学校の林真千子校長を選出した。

　冒頭、山川美千代会長があいさつ。６年度の第７４回全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会北海道大会で中枢となる研究分野を担うべく、本年度から本格的な準備がスタートすることに触れたほか「保護者・地域から信頼される学校づくりに向け、会の活動が学び多き機会となり、皆さんが意欲に満ちあふれたすてきな１年となることを願っている」と期待した。

　続いて、上川教育局の佐藤忍義務教育指導監が来賓あいさつ。「今日的な教育の課題と上川管内教育の実情を的確に把握し、職能および資質の向上に向けた質の高い研修活動を進め、後進の育成に取り組んでいることは誠に心強い。道教委としても、女性が活躍できる環境の整備に努めていく」と伝えた。

　議事では、４年度事業報告・会計決算報告のほか、５年度運営方針・研究主題および事業計画を承認。研究主題「自ら未来を切り拓き　共によりよい社会を創る日本人を育成する学校教育の推進」、副主題「確かな学びとしなやかな心を礎に　未来に向かってともに挑戦する子供を育む学校経営」のもと、一人ひとりが個性と能力を十分に発揮し、地域住民の負託に応える学校経営の推進に努めていく。

　運営方針では、全道・全国大会を踏まえ、管内教育の充実を図るため、質の高い研修に努め、第７４回全国公立小・中学校女性校長会全国研究協議大会北海道大会の成功に向け、一層の実践研究を進めるとした。

　事業計画では、６月１７日に上川教育局の岸本亮局長を講師に会員研修会、７月１５日に上川教育研修センターの伊東義晃所長を講師に夏の経営研修会、９月２４日にＡｓａｈｉｋａｗａ　Ｗｏｍａｎ　Ｓｕｐｐｏｒｔの安岡理沙代表を講師に会員研修会を行うことなどを申し合わせた。

　役員改選では、会長に西神楽中の林校長を選出。林新会長は「私たちがいるのは諸先輩方の力があってこそだと思っている。そういった思いを受け止めながら、新しいことにも果敢に挑戦し、不易流行、引き継ぐもの、変えていくものをしっかりと見据えながら会の発展に努めていきたい」と決意を。そのために「事務局役員だけではなく、皆さんの力が欠かせない」と協力を求めた。

　本年度役員はつぎのとおり。＝敬称略＝

▽会長＝林真千子（旭川市西神楽中校長）―新

▽副会長＝嘉屋裕美（旭川市近文第二小校長）、浅野智子（旭川市西神楽小校長）―新

▽事務局長＝坂東裕美（旭川市旭川第五小・桜岡中校長）―新

▽事務局次長＝内藤奏子（旭川市緑が丘小校長）―新、荒川美奈子（中富良野町宇文小校長）―新

(道・道教委 2023-05-09付)