道教委　５年度学びのＤＸ事業　全管内で協議会を開催　校種横断で連携体制構築へ

（道・道教委 2023-05-09付）

　道教委はＩＣＴを活用した学びのＤＸ事業の５年度実施内容を固めた。６月以降、各管内においてＩＣＴ活用の好事例を共有する協議会を新たに開催。参加対象は各校種のＩＣＴ活用担当教員らで、校種横断で学校におけるＩＣＴ活用の充実を図っていく。

　ＩＣＴを活用した学びのＤＸ事業は３年度から開始。１人１台端末とネットワーク環境を活用し、主体的・対話的で深い学びの実現に向けた授業改善が図られるようＩＣＴ活用に関する研修や情報交換を行っている。

　５年度は文部科学省の新規事業「リーディングＤＸ事業」との関連を図り、ＩＣＴ活用の好事例、課題や解決策を共有する協議会を開催する。地域・学校の実態に応じた効果的なＩＣＴ活用を推進することで、校種横断的な連携体制の充実を図る。

　参加対象は小・中学校、高校、特別支援学校のＩＣＴ活用担当教員や各教育局・市町村教委の指導主事らを想定。今後各教育局において具体的な内容を決定するが、局独自の研修会などと兼ねて実施することも可能としている。

　同事業ではこのほか、ＩＣＴ情報交換会（ＩＣＴショートセッション）の開催、校内研修用の各種コンテンツの発信、ＩＣＴサポートデスクによる相談対応などを継続して行う予定。ＩＣＴ活用指導者の養成に向けた研修会は今月２４日にオンラインで開催し、文科省初等中等教育局ＧＩＧＡ　ＳｔｕＤＸ推進チームによる説明や端末の効果的な活用に向けた実践発表のほか、端末の効果的な活用に向けた実践発表や研修成果の活用に向けた演習・協議を実施する予定。

(道・道教委 2023-05-09付)