道教委　公立高・特校長会議　全員が輝く高校総体に　端末活用の授業改善など８点要請

（道・道教委 2023-05-11付）

約２８０人が参加した

　道教委は９日、ホテルライフォート札幌で５年度公立高校長・特別支援学校長会議を開いた。倉本博史教育長がＧＩＧＡスクール構想および道立学校における１人１台端末の活用や、部活動の地域移行など８点について要請。ＩＣＴ機器等を効果的に活用し、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を進めるよう要請したほか、３６年ぶりに本道を会場に開かれる全国高校総体の成功に向けて協力を求めた。＝倉本教育長のあいさつおよび各担当局長の所管事項説明概要は後日掲載＝

　会議には、道立・市町村立の高校・特別支援学校の校長約２８０人が参加した。

　倉本教育長は、学校経営の充実に向け①新型コロナウイルス感染症への対応②ＧＩＧＡスクール構想および道立学校における１人１台端末の活用③生徒指導の充実④特別支援教育の充実⑤不祥事の防止⑥学校における働き方改革⑦部活動の地域移行⑧５年度全国高校総合体育大会―の８点について要請。

　このうちＧＩＧＡスクール構想・１人１台端末の活用については、各学校において、ＩＣＴ活用授業指針に基づき、１人１台端末をはじめとしたＩＣＴ機器やクラウドを効果的に活用し、主体的・対話的で深い学びの視点からの授業改善を進めるよう求めた。

　特別支援教育の充実については、道教委が策定した「特別支援教育に関する基本方針」に示している特別支援学校におけるセンター的機能の充実や、高校における全ての教員が特別支援教育に関する理解や知識を深めるための体制の整備、研修の充実に努めるよう要請。

　学校における働き方改革については本年度、３年３月に策定した第２期「北海道アクション・プラン」の取組期間の最終年度に当たることに触れ、道教委において調査業務の見直しやスクールロイヤーの活用など従来の取組に加え、学校に要請している各種事業や事務手続きのスクラップ・アンド・ビルドを進めるなど、取組を加速していく考えを示した。

　部活動の地域移行については、地域のスポーツ・文化芸術団体等と連携した活動や、中学校との合同練習、休日の部活動の段階的な地域移行など、地域の実情等に応じた取組を検討するよう求めた。

　最後に全国高校総体について「北海道総体を大会に関わる全ての高校生が輝く大会にするとともに、大会の開催が地域の活性化や本道のスポーツ振興につながるよう、引き続きの力添えを」と呼びかけた。

　このあと、各担当局長が所管事項を説明した。

(道・道教委 2023-05-11付)