十勝局　部活動地域移行支援チーム　情報共有の場設定へ　自治体個別相談や支援など

（道・道教委 2023-05-11付）

　【帯広発】十勝教育局は部活動の地域移行に係るサポートチームを立ち上げ、管内自治体に対する支援内容の検討を進めている。全市町村が推進体制を整備できるよう、今月中旬から６月にかけて各地域の現状把握に努める。今後、個別の相談対応および支援に加え、自治体間で情報共有を図る場の設定や、発行物による管内状況等の周知を進める見通しだ。

　道教委は本年度、部活動の地域移行に係る「部活動改革推進本部」の庁内設置とともに、各教育局に「部活動改革推進地方本部（サポートチーム）」を新設することを決定。サポートチームには、地域の実情把握や情報提供などによって支援体制を整備することを求めている。

　十勝局は４月中旬にサポートチームを立ち上げ、今月８日に第１回会議を開催。管内全市町村が協議会を設置し、部活動の地域移行に向けて実施計画を立て、推進体制を検討できるよう、本年度における支援の方向性を確認した。

　具体的には、今月中旬から６月にかけて市町村を訪問することで現状や課題を把握し、支援内容を検討する見通し。

　複数市町村合同で部活動の地域移行を進める場合の調整や、サポーターバンクの人材情報の提供、指導を希望しない教員の相談、道立施設の活用に係る相談などにも対応していく。地域におけるスポーツ環境の整備を進める上で、道立学校に対する指導助言、進行管理も行う。

　また、市町村教委や学校等が情報共有を図る場の設定や、「サポートチームたより（仮称）」の発行によって、管内状況等の周知を図ることを検討している。

(道・道教委 2023-05-11付)