空知２地区で高校配置計画地域別検討協　新たな魅力で生徒確保　高校と共に地域づくりへ〈空知北〉

（道・道教委 2023-05-12付）

高校と共に地域づくり（空知北学区）

　道教委は４月２７日、第１回公立高校配置計画地域別検討協議会（空知北学区）をオンラインで開催した。学区内の教育関係者６１人が参加。９～１２年度までに２～３学級に相当する中卒者減となる見通しとなっていることを指摘。参加者からは「新しい魅力をもって生徒確保につなげていきたい」などといった声が上がった。

　空知教育局の山口利之局長のあいさつに続いて、道教委高校教育課の岡内誠配置・制度担当課長が空知北学区における状況について説明した。

　７年度は深川東高校の１学級減（学科検討中）が盛り込まれている。９～１２年度の中卒者数の見通しについては、４ヵ年で２～３学級に相当する９７人減となることを指摘。滝川市内では、学校・学科の配置状況や欠員の状況から、再編整備を含めた公立高校全体での定員調整の検討が必要との考えを示した。

　意見交換では、深川市の田中昌幸市長が「学校づくりに関して新しい魅力をもって生徒確保につなげていきたい」と話した。

　また、奈井江町教委の相澤公教育長は、奈井江商業高校の入学者数が２年連続で１０人を下回ったことを説明。「奈井江商業高と共に、まちづくりを進めていきたい。地域としては高校がなくなるのはつらい」と述べた。

(道・道教委 2023-05-12付)