道教委　５年度働き方改革事業　８地域３３校で展開　２６日にキックオフミーティング

（道・道教委 2023-05-12付）

　道教委は働き方改革推進事業の５年度推進地域・推進校を決定した。推進地域は新規となる留寿都村、室蘭市、新冠町、小平町の４地域を含む８地域。推進校は新規８校を含む３３校で北海道アクション・プランに掲げる実効性の高い働き方改革に取り組み、その成果を全道に普及させる。２６日のキックオフミーティング開催後、本格的に取組をスタートさせる。

　働き方改革推進事業は２年度から開始。学校の実態に応じた効果的な働き方改革を進めるため、北海道の学校における働き方改革の手引「Ｒｏａｄ」の実践事例の普及啓発や北海道アクション・プランで掲げる取組を積極的に進め、好事例の横展開を図ることを目的としている。

　各推進地域においては時間外在校等時間を月４５時間以内、１年で３６０時間以内とする北海道アクション・プランの目標達成に必要な環境整備に努め、推進校での取組を普及させる。

　４年度の推進校は３５校。校務や保護者連絡のデジタル化などＩＣＴの有効活用のほか、日課表の見直しや会議の精選、定時退勤日の設定、学年担任制の拡大など様々な取組を進め、平均時間外在校等時間の減少、効率的に仕事をする意識の向上などの成果を上げている。

　また、道立学校では校舎の開施錠の役割分担など教頭の負担減少に取り組む学校もあり、職場で協力し合う体制の拡大を図っている。

　５年度の推進地域は、留寿都村、室蘭市、新冠町、厚沢部町、小平町、旭川市、幌延町、中標津町の８地域。推進校は小学校１３校、中学校９校、高校１０校、特別支援学校１校の計３３校となった。

　事業のキックオフミーティングは２６日午後２時からオンラインで開催する予定。本年度の事業展開に関する説明のほか、働き方改革の基本的な考え方などに関する講話などを行う予定。

　５年度の推進校はつぎのとおり。

▼空知

▽芦別市芦別中▽栗山高

▼石狩

▽北広島市東部中▽野幌高▽当別高（新規）

▼後志

▽小樽市稲穂小▽留寿都村留寿都小（新規）

▼胆振

▽伊達市東小▽室蘭市東明中（新規）▽苫小牧工業高（新規）

▼日高

▽浦河町堺町小▽新冠町新冠中（新規）▽浦河高

▼渡島

▽七飯町七重小▽松前高

▼檜山

▽厚沢部町厚沢部小▽厚沢部町厚沢部中▽江差高

▼上川

▽名寄市名寄東小▽旭川市東光小

▼留萌

▽小平町小平小（新規）▽留萌市港南中▽留萌高（新規）

▼宗谷

▽稚内市稚内南小▽幌延町幌延中

▼オホーツク

▽網走市網走小▽北見支援

▼十勝

▽帯広市西陵中▽芽室高（新規）

▼釧路

▽鶴居村鶴居中▽阿寒高

▼根室

▽中標津町丸山小▽別海町別海中央小

(道・道教委 2023-05-12付)