空知2地区で高校配置計画地域別検討協 地域の学校存続願う声 ニーズ合わせた取組を〈空知南〉(道・道教委 2023-05-12付)
ニーズに合わせた取組(空知南学区)
【岩見沢発】道教委は4月25日、第1回公立高校配置計画地域別検討協議会(空知南学区)をオンラインで開催した。学区内の教育関係者41人が参加。9~12年度までに3~4学級に相当する中学卒業者減になる見通しなどを示した。参加者からは「地域の思いとしても学校を残してほしい」などの声が上がった。
冒頭、空知教育局の山口利之局長は「中卒者数の急激な減少にある中でも、高校の教育環境維持・向上を図るためには、再編を含めた在り方の検討は避けて通ることのできない重要な課題」と述べ、特色ある高校づくりのために忌憚のない意見を求めた。
続いて、道教委の岡内誠配置・制度担当課長が管内を取り巻く状況を説明。岩見沢東高校と岩見沢西高校を統合し、6学級の新設校を設置する一方、学科は検討中としていることを伝えた。
9~12年度の中卒者数の見通しでは、4ヵ年で3~4学級に相当する134人減となることを指摘した。
市町ごとの中卒者数や欠員の状況、これまでの調節などを考慮した定員調整について検討が必要になると伝えた。
岩見沢市教委の吉永洋教育長は、統合に向けた推進委員会などを設置し学校の在り方を検討していることを説明。「アンケートを行い、ニーズに合わせた学校づくりを推進していく」と話した。
月形町教委の古谷秀樹教育長は、月形高校では本年度の入学者数が7人と10人未満になったことに触れ「中学生のころは不登校気味だった生徒が高校では楽しそうに生活している。地域の思いとしても学校を残してほしい」と訴えた。
(道・道教委 2023-05-12付)
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