道議会で補正予算成立　給食費高騰対策に約５億

（道・道教委 2023-05-18付）

　道の５年度補正予算が１７日の第１回臨時道議会で可決、成立した。長期化する価格高騰に対応する経済対策を行うために必要な経費を措置し、補正総額は２３３億円。学校給食費の保護者負担軽減を図る原材料等の支援に５億１０００万円を計上した。

　給食原材料費等支援事業費の内訳をみると、道立学校９４校に８５０１万円、私立幼稚園等２５０園（校）に１億５３５２万円、保育所等６２１園に２億７１４９万円。原材料費の物価高騰が進んでいる状況でも栄養バランスや量を保った給食の実施が継続できるよう、物価高騰分の経費を支援する。

　高騰する電気料金を支援する医療・社会福祉施設等物価高騰対策支援事業費では、私立学校への支援分として１億９４６６万円、保育所、認定こども園、児童養護施設等への支援分として５億８５３９万円を計上した。

　低所得世帯臨時特別給付金支給事業費には１７億円を計上。物価高騰の影響を受けている世帯を支援する道独自の特別給付金として、１世帯当たり１万２０００円を支給する。

　子育て世帯生活支援特別給付金支給事業費には５億８７８０万円を措置し、低所得世帯のひとり親世帯を対象に、児童１人当たり５万円の給付金を支給する。

(道・道教委 2023-05-18付)