高校４件増の７件　被害生徒は４２人　私立学校体罰調査

（道・道教委 2023-05-29付）

　道は私立学校における体罰等に係る４年度実態調査結果をまとめた。体罰の発生件数は前年度と比べ４件増の７件。全て高校で、被害を受けた生徒数は４２人となっている。

　調査対象は私立幼稚園（幼稚園型認定こども園を含む）３０４園、小学校４校、中学校１４校、高校５６校（全日制５０校、通信制６校）、特別支援学校１校。

　体罰が行われた場面は「授業中」「部活動」がいずれも２件、「放課後」「学校行事」「その他」がいずれも１件。

　様態は「素手で殴る・たたく」が３件、「棒などで殴る・叩く」が１件、「一定の姿勢を長時間保持」が１件、「その他」が２件となっている。

　把握のきっかけ（複数回答）は児童生徒からの訴えが５件、保護者からの訴えが３件、教員からの申告が１件だった。

　外部指導者等による暴力は１件発生。児童生徒に対する性的行為、セクハラ、名誉棄損、脅迫などの法令に違反する行為は高校で１件だった。

(道・道教委 2023-05-29付)